カワセミ側溝から(旧続・中岳龍頭望)

好きな言葉は「のこのこ」。好きなラジオ中継「相撲」。ちょっと苦手「煮た南瓜」。影響受けやすいけど、すぐ忘れます。

曽根崎心中

2009-10-31 | 映画
曽根崎心中/増村保造監督
 原作は江戸時代の近松門左衛門。その名作をねちっこく映画化したもの。妙に理屈っぽいのはいかにも大映テレビ出身の演出という感じだが、しかし、見終わった後には不思議な爽快感のあるのも確かで、妙に感心してしまった。いまやあらためて観ようなどという人も少なかろうから紹介する価値があるかもしれないと思って取り上げる。
 映画の流れとしては単純なのだが、時間軸を細切れの回想のようなもので明らかにしていく手法で過去が明かされていく。いったいどのような理由があって二人は心中場所を求めて歩いているのか。その興味はある程度予想できるとはいうものの、ベタベタの演出でなかなか飽きさせない。いや、そのわざとらしさは過激に過剰で、何もここまで酷い目にあわなくてもいいのではないかという憎悪さえ持つようになっていく。
 しかしながら、それでこそこの心中が意味を持つと言うことにもなっており、現代的には馬鹿げた行動のようにも正直思えるが、しかし、やはり彼らは妙に幸福のようにも思えるのだった。あまりに悲しいからこそ、みている人々が救われていくのである。
 特に悪役九平次を演じている橋本功がいいのである。世の中にこれほどの悪人がいるものなのかという極端な悪役ぶりで、切り刻んでも許せないようなことをやってのけてくれる。これほどの暴力があるからこそ、後半の爆発的な暴力が肯定される仕組みになっているとはいえ、まさにこれは名演といっていいのではないか。
 さてしかし、やはり現代の物語の中ではこのような圧倒的な暴力描写は、やはり控えられていく傾向にあるのだろうとは思う。何も暴力を肯定したいがために言っているのではないが、しかし、このような暴力があるからこそ、人は暴力そのものを娯楽として楽しめることができるのである。特に復讐を遂げる必要があるものについて、その感情の行き場をどうすればいいというのか。映画という娯楽は、そのような人々の救済のためにあってもいいのではないか。
 今の世の中は、基本的にトラブルに対する救済は裁判所でケリをつけるということになっているのかもしれない。損害賠償をたくさん取れればこしたことはないと割り切ってしまうより感情を整理するすべはないのかもしれない。それはそれで仕方のないことであるとは思うものの、当事者としては、本当には割り切れないものはあろう。そんなことより思い切りぶん殴りたい。許されることではないとはいえ、本音ではそうすることのほうが、はるかに気持ちが晴れる場合もあるのではなかろうか。中にはたとえその後に刑務所に入ることになろうとも、復讐を遂げたいと願う人もいることだろう。それは実際にきわめて人間的な素直な感情なのであろう。だからこそ、時にはこのような作品を見ることでもカタルシスを得ることができるのではないか。現実の世界では絶対に許されないからこそ、映画の世界でこそ描かれるべき題材なのではないか。
 もちろん、くだらないと一笑に付すこともできる作品なのかもしれない。そのような人であっても、妙に捨てがたい余韻が残るのが、この作品なのではないかと思う。それでこそ人間的だと、僕は思うのであるが…。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

揚げ足とり

2009-10-31 | 時事
共産「なんでも反対決別」

 それって、今までは揚げ足取っていたいうことを認めた、ということに過ぎないんじゃないでしょうか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ちょっと感心した映像

2009-10-31 | 雑記
 健康のために階段を使おうと言っても、やっぱりエスカレーターを使ってしまうのが人間性です。この実験は根本的に何かが違う。

Piano stairs - TheFunTheory.com - Rolighetsteorin.se


 こういう発想って外の事にも絶対活かせると思う。デザインってこういうものも含んで考えることが必要になってくるのではないだろうか。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

結構フラフラ

2009-10-30 | 雑記
 一日籾すり。さすがに疲れました。早くビールを飲みてえ。
 作付面積が減ったのに例年と変わらぬ収量がありました。つまり豊作であります。担当者もなんとなく自慢顔。そりゃうれしいですよね。
 近年は僕は仕事が重なりまくっていて申し訳ない気持ちでいっぱいなんですが、最後は思いっきり汗を流せて、ちょっとだけ満足です。百姓って(というか労働そのもの)やっぱりいいですよ。僕らの場合自分で消費するので、なおいいんですけどね。来週は改めてみんな集めて(いろいろ断片的にかかわっている人が多いので)収穫祭やります。実はそのために苦労してやっているのかもしれません。
 ということで、今日は都合付かない人が多いので(家庭人が多いのだ)ひとりで小打ち上げなのでありました(たぶん)。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

就職先を自分で選べない

2009-10-30 | 時事
 昨日はドラフトだったようですね。プロ野球ってすっかり見なくなってしまいましたが、やはりそれなりに話題になることではあるのでしょう。
 しかしながらドラフトの度に個人的に疑問に思うのは、チームの力の公平性のためだということは重々承知していながら、選ばれる選手個人のことを思うと、なんだか本当にそれでいいのかなあ、ということです。人は誰しも就職しようとするとき、少なくとも自分の希望する職場を自分自身で(たとえ人に勧められて決定したとしても)選択して選ぶわけで、大雑把にプロ球団だからとかいう組織に就職する感覚ではないのではないかと思うからです。指名された球団に入らなければ逆にわがままであるように言われ、いわば人生の出発点において大きな傷がつくのが現状のようにも見受けられます。多くの選ばれた選手はたかだか18かそこらの少年で、そういう人たちが大人の社会にもてあそばれているのを楽しんでいるようにも見えて心苦しいです。特に今年は最初に米国のメジャーを選ぶのか国内の選択をするのかなどという変な縛りのあった選手もいたりして、だれの都合で自分の人生を左右されなければならないのかよくわからなくなった人もいるのではないでしょうか。極端に人気に左右される職種なのかもしれないけど、落ちた上で再就職するようなことって、いわば普通のことなんだと思いますけどね。あくまで特殊なんだろうとは思うにしろ、他人事のように無頓着でいいんでしょうかね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ちょっとブルー

2009-10-29 | 雑記
 ちょっとした行き違いがあって話がこじれてしまって、どんどん難しい問題になってしまったものにしばらく付き合わなくてはならなかった。僕自身は困ったことにある意味でその場の責任者だったのだけど、申し伝え事項をよく知らなかったということもあって、ことの流れを理解してなかった。そういう意味では責任はあったとは言えるのだけど、なにしろ意識の上では全く自分の預かり知らないことなので、最初のうちは何が何だかわからない。間を取り持つような立場になってみると、双方の言い分にもそれなりに理は感じられることがあって、あとだしでジャッジなんてできないよ、ということになったのである。一度結論は出たようなものごとだったけれど、やっぱり仕切り直しをやろうということになってしまった。僕の立場なんてどうでもいいけど、なんとなくシコリは今後も消えないだろう。まあ、今までもこういうことがあるから会議やら政治が嫌いなのだけど、もうこの際仕事も引退した方がいいような気分になってしまった。人が集まるというのは、基本的に実にくだらないことなんだと思う。しかし自分で言うのもなんだけど、ほとんど僕は利害を主張するタイプじゃないから、逆にこういう立場に置かれやすいということなんだろう。一番嫌なことは人から望まれてやらなくてはならない。まあ、それはそれで仕事というものの本質だとは思うけど、僕としては早く引退するという夢だけが仕事に対する憧れのようになってしまっているようである。どのような形になるのかは知らないけれど、いつかは終わりは来るわけで、残念だがますますこの種の仕事をまじめにやることを放棄するようになった。諦めているからまた上手く舵取りはできるようになっているわけで、バランスは限りなく危うい。
 という愚痴を飛ばして、やはり早く忘れてしまおう。たぶん、壮年性のうつ病って、こんな感じで死んで行くんだろうなと思う。危ないから近づいてはいけないのである。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

一円で3キロ

2009-10-29 | 時事
一円で3キロ走るスクーター
 スクーターということなんだろうけど、どの程度自転車的なのか気にはなる。実際坂道を登れなくなるようなことは無いのだろうか。

 エンジンと違って電動モーターの組み合わせとなると、ベンチャー企業の参入が比較的容易になることが予想される。今後はこういう分野の新製品がどんどん出てくるということになるのかもしれない。今のところ蓄電方法や使用時間の面でまだまだエンジンに対抗できる段階では無いのかもしれないが、当然そのあたりの技術開発がカギを握ることになるだろう。しかし、たとえば太陽光発電などの電気分野の開発では、レアメタルなどの別の資源の確保も必要だという。関係諸国の治安の問題もあるし、争奪競争はすでに熾烈を極めつつある。また、ある程度の電化システムが整うと、かえって原油価格の方が安価になる可能性もあるだろう。エコの背景は限りなく非エコ的なものと一体となっていることも考え合わせる必要があると思う。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

犯罪の陰に…

2009-10-28 | 時事
男性不審死。今夜から婚前旅行
 テレビの報道もそうだったけど、死んだのは「男性」で、怪しい34歳の方は「女」なんですね。そうとう確信を持っているということがうかがえます。
 それにしても結構余罪もありそうな雰囲気で、しばらくはこれがワイドショーで行きそうであります。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

生理的に嫌になった

2009-10-27 | 雑記
子供はなぜ急にトイレに行きたくなるのか
 おしっこって場合によっては血液になるってことか…。我慢したくなくなってきたよ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

本当に痛くない結果となるか

2009-10-26 | 時事
 痛くないワクチン開発進む
 いいニュースのように見えるけど、子供がこのことを知って、どうしてもこのワクチンじゃなきゃ嫌だと泣いたら、親としては財布が痛いことでしょう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東京モーターショー

2009-10-26 | 時事
 東京モーターショーが開催されているらしくて、最近はその様子を伝えるブログなんかも多いですね。僕自身は車にはほとんど興味無いし、距離的なものもあってそんなに関心がわく話題ではないんですが、昨年は無かったということでもあるらしく、開催されてよかったのではないかと内心思っておりました。
 ところがテレビのニュースなんかを見ていると、逆に一転して、参加メーカーが激減して厳しい状況だとか、実際に来てみたけど寂しいとコメントする人ばかりを報道してるんですよね。これには何となく違和感がありました。今回は小規模開催というのは別に関係者じゃくても織り込み済みのことだし、それでもやっぱり開催されて嬉しかったりする人たちが多いというのがネット上の圧倒的な反応なんですけどね。テレビはそれを正確に伝えてくれないようです。一方的な思い込みで大衆にこういう祭りの状況を伝えることに何の意味があるんでしょうか。不景気というのはテレビ局的に、需要なニュアンスのあるスタンスなんでしょうかね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

博多っ子純情

2009-10-25 | 雑記
 帰ってきました。なんだかちょっとだけ久しぶりに会う人たちがいたりして、それなりに楽しい時間を過ごせました。変わっていると言えばそうともいえるけど、変わらない人がいると言うのも頼もしいものです。
 懇親会ナイトが済んで中州川端の屋台を二件ハシゴして、すっかり出来上がって、ホテルに帰ってからもT田会長の部屋で3時過ぎまで宴会してました。実を言うと僕は途中で寝てたみたいで、ほとんど記憶にございません。目覚ましのベルがなったときに、朝になっていることが信じられなかっただけであります。そういう激しい睡魔の中で最後までちゃんと着席して参加した自分自身が偉いなあ、と終わってみると自画自賛の大会でありました。どれだけ持ち帰ったかは未知数ですが、それなりに面白かったですね。来年の熊本大会も参加できるんだろうか? からしレンコンは大好きだけど、そればっかりはよく分かりませんね。もう少し型破りなことが起こればいいんだけどなあ、と個人的には思います。
 そういえば、二次会の屋台で、芸人崩れの半分素人さんの小話をたくさん聞くことができました。正直言ってあんまり面白くなかったのですが、なんとなくそういう面白くなさもなじんでいくと楽しくて、いい思い出になりました。僕よりたいてい先輩の人には違いないのですが、これからもがんばって欲しいと思いました。売れるだけが人生じゃない、だけど、売れるといいですね。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トイレが

2009-10-25 | 雑記
マリンメッセで全体会。でかい会場ながらトイレがウォシュレットだったのは感激いたしました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お勉強中

2009-10-24 | 雑記
分科会が始まりました。早速このように内職をはじめております。みんなおんなじ分科会なので誰かまともな人が一人くらいはいるだろうという安易な余裕がそうさせてしまうのです。でも、まったく聞かないのもかえって退屈なものです。仕方ないのですこしくらいは参加しますかね(偉そう)。残念ながら全然眠くないんですよね。頑張ろうっと。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

中から現金

2009-10-24 | 時事
 10円で買った靴収納ラックの中から
 
 バザーに行ってみたくなりました。
 しかし、落語に似たような話があったよなあ…。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする