澄み渡る

2016-07-09 | 読書
 謡曲「養老」を読んだ
 「風も静かに楢の葉の、鳴らさぬ枝ぞのどけき・・・」とはじまって、「よき御代なれや、萬歳の道に帰りなん」と終わる。
 養老の瀧の故事をもとに作られた一曲。まがまがしいところはなく、すっきりした作品である。
 「御山の松陰に、楢澄む水かな」
 「げに、潔き山の井の、そこ澄み渡るさざれ石の、巌となりて苔のむす、千代に八千代にのためしまでも・・・・」
 「天より光かがやきて、瀧の響も聲すみて・・・」
 「水滔々として浪悠々たり・・・」

最新の画像もっと見る

コメントを投稿