どっちみち脱化石燃料を

2009-04-02 | 読書
●地球温暖化後の社会/瀧澤美奈子著/文春新書/2009年2月20発行/788円(税込み)
 地球温暖化へのさまざまな対策は、「無駄な抵抗」かも知れないが、やった方がいいというのが、本書の主張である。温暖化の原因については議論がわかれるものの、その進行はデータが示しており、脱化石燃料などはいずれにしろ必要なことと論じている。きめ細かな省エネの心得も記されている。さて、ICPPの報告書をまともに読んだ人はいるだろうか。その膨大な報告書への接し方、読み解き方も解説されており、環境問題を語る前に目を通しておいた方がいい一書である。

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