このまえ何となく、エディ・ヒギンズの「煙が目にしみる」を聞いて、いい雰囲気だ、他のアルバムもと思った。
エディ・ヒギンズの「BEWITCHED:魅惑のとりこ」(2001 VENUS RECORDS)
エディ・ヒギンズ・トリオ:Eddie Higgins Trio
エディ・ヒギンズ:Eddie Higgins(p)
ジェイ・レオンハート:Jay Leonhart(b)
ジョー・アシオーネ:Joe Ascione(ds)
1. What A Difference A Day Made:緑は異なるもの
2. Detour Ahead:ディトゥア・アヘッド
3. Bewithced, Bothered, And Bewildered:魅惑のとりこ
4. You Must Believe In Spring:ユー・マスト・ビリーブ・イン・スプリング
5. Beautiful Love:ビューティフル・ラブ
6. Alice In Wonderland:不思議の国のアリス
7. Angel Eyes:エンジェル・アイズ
8. The Philanthropist:フィランスロピスト
9. Estate:エスターテ
10. Blue Prelude:ブルー・プレリュード
11. I Hear A Rhapsody:アイ・ヒア・ア・ラプソディ
12. As Time Goes By:時のたつまま
13. Autumn Leaves:枯葉
このピアノ・トリオの演奏を聞いて、僕は、ホーンや弦の音がしないと、ちょっともの足りなく感じるのだなあと自分を振り返った。
寺島靖国氏によるライナー・ノートに、ジャズに接するに、「ジャズを愉しむ」「ジャズをきわめる」の二つのスタンスがある云々とあった。
エディ・ヒギンズは、「愉しむ」タイプのジャズだ。
「きわめる」タイプのジャズでも、愉しめるものもある、一概に言えないが。
デクスター・ゴードン(Dexter Gordon)の「ゴー!」(1962 BLUE NOTE)。
デクスター・ゴードンは、ハード・バップのテナー・サックス奏者。
ブルー・ノート時代の代表的アルバム。
パーソネル:ソニー・クラークのピアノ・トリオにワン・ホーン。
デクスター・ゴードン(ts)
ソニー・クラーク(p)
ブッチ・ウォーレン(b)
ビリー・ヒギンズ(ds)
収録曲
1.チーズ・ケイク:Cheese Cake
2.アイ・ゲス・アイル・ハング・マイ・ティアーズ・アウト・トゥ・ドライ
:I Guess I'll Hang My Tears Out To Dry
3.セカンド・バルコニー・ジャンプ:Second Balcony Jump
4.ラヴ・フォー・セール:Love for Sale
5.ホエア・アー・ユー:Where are You
6.スリー・オクロック・イン・ザ・モーニング:Three O'clock in the Morning
力強さを感じさせる堂々としたサキソフォーン・プレイだ。
まあまあだな。
デクスター・ゴードン(1923-1990 67歳没)は、映画「ラウンド・ミッドナイト」の主演をつとめた。