「黒いオルフェ」は、同名映画のためのブラジルの作曲家ルイス・ボンファの傑作。
ポール・デスモンドとジム・ホールで。
スタン・ゲッツとゲイリー・マクファーランド、ジム・ホール他で、「カーニヴァルの朝」と言う名前で。
映画「黒いオルフェ」のテーマ曲なのだ。スタン・ゲッツ盤の方は、映画「黒いオルフェ」から、何曲もとりあげているので、そう言うことになっている。
くつろぎに聞くのだったら、ポール・デスモンド盤の方が、落ち着きがあって、お薦めだ。
ポール・デスモンド盤:TAKE TEN / 1963 / RCA
スタン・ゲッツ盤:BIG BAND BOSSA NOVA / 1962 / verve
ジャケットにある「アルバート・アイラー(ALBERT AYLER)」の名前に惹かれて買ったアルバムだと思う。
相当前に入手したLP盤。聞いてはいるはずだが、どのような演奏だったか、まるっきり覚えていない。
演奏しているSME(SPONTANEOUS MUDIC ENSEMBLE:スポンティニアス。ミュージック・アンサンブル)は、ロンドンに拠点を置くグループで、核武装解除キャンペーンに取り組んでいたようだ。現在は、どうなっているのか、まるで分からない。
アルバム名は、「1.2.ALBERT AYLER」(1971 AFFINITY)
パーソネルは、以下の通り。
Julie Tippets(voice,acoustic guitar)
Trevor Watts(ss)
Ron Herman(b)
John Stevens(voice,percussion)
トレバー・ワッツとジョン・スティーブンスが中心らしい。
Side One
1.2.ALBERT AYLER・Part 1
Side Two
1.2.ALBERT AYLER・Part 2
ベースの弦が、ゆっくりしたテンポではじかれる音で始まる。
笙・篳篥のようなアルト・サックス、奇妙な人声に終始する。
いったいどこが、アルバート・アイラーなのか。
なんだか、アルバート・アイラーがかわいそうだ。