“マイ・フーリッシュ・ハート”

2020-08-22 | 【断想】音楽

 エディ・ヒギンズの「My Foolish Heart:マイ・フーリッシュ・ハート」
 レーベル:VENUS RECORDS 2002年録音
 スイング・ジャーナルで、ゴールド・ディスクに選定されているアルバム。
 スコット・ハミルトンをフューチャリングして、「煙が目にしみる」と同じメンバー。
  演奏:Eddie Higgins Quartet
 Eddie Higgins:エディ・ヒギンズ(p)
 Scott Hamilton:スコット・ハミルトン(ts)
 Steve Gilmore:スティーブ・ギルモア(b)
 Bill Goodwin:ビル・グッドウィン(ds)
 サキソフォーンが入ると、一気に豊かになる感じだな。
 収録曲は、以下の通り。
 1.マイ・フーリッシュ・ハート
 2.ロシアの子守歌
 3.ホワット・イズ・ゼア・ツゥ・セイ
 4.ザット・オールド・ブラック・マジック
 5.スカイラーク
 6.夜も昼も
 7.エンブレイサブル・ユー
 8.アイ・アム・ブルー
 9.ジーズ・フーリッシュ・シングス
 10.ザ・モア・アイ・シー・ユー
 11.ザ・ソング・イズ・ユー
 12.ジス・ラブ・pブ・マイン
 エディ・ヒギンズ・カルテットの素晴らしい演奏を、休日の午後に聞きながら。
 先日、劇作家の山崎正和氏が逝去された。
 氏には多くの著作があるが、印象が強かったのに、1975年の「海の桃山記」(朝日新聞社)。旅行記的なもので、「マカオにて」「ゴアにて」・・・ポルトガル、スペイン、フランス、イタリアの風物・・・。
 知的刺激を受けたのが、日本の独自の文化が生まれてきたのが室町時代と言うような内容の「室町記」(朝日新聞社)。
 氏へのインタビューを確か大阪大学の構内でしたことがある。その記録はテープにとって、記念にしまってある。多くのインタビューをしたが、テープを保存しているのは、他に竹山道雄。
 山崎氏への取材の折は、写真も撮らせてもらった。撮った写真を見て、氏の首筋のラインにただならぬ才を感じたことを覚えている。


“ベッドで煙草はよくないわ”

2020-08-22 | 【断想】音楽

 エディ・ヒギンズの「DON' SMOKE IN BED:ベッドで煙草はよくないわ」
 レーベル:VENUS RECORDS 2000年録音
  演奏:Eddie Higgins Trio
 いつものトリオでなく、ギターがドラムのかわりに入っている。
 このアルバムもスイング・ジャーナル選定ゴールド・ディスク。
 Eddie Higgins:エディ・ヒギンズ(p)
 John Pizzarelli:ジョン・ピザレリ(g)
 Jay hart:ジェイ・レオンハート(b)
 1 Close Your Eyes :クローズ・ユア・アイズ
 2 That Old Feeling:ザット・オールド・フィーリング
 3 I Didn't Know About You:貴方のことはわからない
 4 The Night Has A Thousand Eyes:夜は千の眼を持つ    
 5 Something Cool:サムシング・クール
 6 Where  Or when :何時か何処かで
 7 Day Dream :デイ・ドリーム
 8 Brown-Eyed Beauty:ブラウン・アイド・ビューティ
 9 Black Coffee:ブラック・コーヒー
 10 Golden Earring :ゴールデン・イヤリングス
 11 Don't Smoke In Bed:ベッドで煙草はよくないわ
 12 Too Marvelous For Words :口に言えないすばらしさ
 以上、女性ヴォーカリストがよく取り上げるものが多い。
 このことにちなんで、サッポオの詩をひとつ、呉茂一訳で。
  山颪(の風)が
  樫の木並に
  ふきくだつよう、
  恋よこの
  むらぎもの
  心とよもす
 同じ箇所になるのかな、沓掛良彦訳。
  エロースがわたしの心を襲うては
  烈しく揺すぶった さながら
  山風が吹き来たり
  樫の樹を襲うのにも似て・・・・
 さて、エディ・ヒギンズを聞きながら。
 何時か何処かで・・・
 あのひとと
 すてきな時を過ごすことあるかしら
 その時のため
 お風呂できれいにいたしましょう

 ギターがピアノの音にフリルをつける
 申し分なく美しいですよ
  うっとりしてたら眠くなった
 そこで、ブラック・コーヒー
 9曲目ですね
 「ベッドで煙草はすわないで」
 あなたは、テクニシャン・・・
 「口に言えないすばらしさ」
 「アイラインを引き違えたの」
 遠き日の想い出


“懐かしのストックホルム”

2020-08-22 | 【断想】音楽

 エディ・ヒギンズ・トリオの「懐かしのストックホルム:Dear Old Stockholm」(2002 VENUS RECORDS)。
 スイング・ジャーナルで、ゴールド・ディスクに選定されているアルバム。
 エディ・ヒギンズ:Eddie Higgins(p)
 ジェイ・レオンハート:Jay Leonhart(b)
 ジョー・アシオーネ:Joe Ascione(ds)
 全部で14曲が収録されている。。
 4曲目に、「オーバー・ザ・レイボー」
 5曲目に、アルバム名となっている「懐かしのストックホルム」。
 6曲目、「クリフォードの想い出」
 7曲目に、「あなたと夜と音楽と」
 9曲目、「アゲイン」
 13曲目に、「星影のステラ」
 ちょっと、格好つけて、ホテルのラウンジでくつろぐとき、こういうピアノを聞きたいな。美女をかたわらに。
 そう言えば、落ち着ける酒の時、久しくないな。
 ヴィーナス・レコードのジャケットは、女性モデルを使った写真が多く、とてもお洒落で、エロチック。
 エディ・ヒギンズのアルバム、以下が聞ける状態にある。
 「DON' SMOKE IN BED:ベッドで煙草はよくないわ」(2000 VENUS RECORDS)
 「BEWITCHED:魅惑のとりこ」(2001 VENUS RECORDS)
 「Smoke Gets In Your Eyes:煙が目にしみる」(2001 VENUS RECORDS)
 「Dear Old Stockholm:懐かしのストックホルム」(2002 VENUS RECORDS)
 「My Foolish Heart:マイ・フーリッシュ・ハート」(2002 VENUS RECORDS)
 「It's Magic:イッツ・マジック」(2006 VENUS RECORDS)

 昨日、気がかりだった案件の先が見えだし、今日の休み、落ち着けそうだ。
 まさか、名前も知らなかったエディ・ヒギンズをこんなに聞こうとは。
 気に入ってしまったのだ。