古事記、大国主命(大穴牟遅神)の死と再生の段。
大国主命の兄弟神たちは、因幡の八上比売(ヤガミヒメ)を娶りたいと思っていた。ところが、八上比売は、つれなくも「あなた達の言うことは聞きたくない。わたしは、大穴牟遅神に嫁ぎたい」と言う。苦しんでいる兎ちゃんをいじめるような兄弟神たちである。嫌われて当然であるが、怒りの矛先は大国主命に向かうことになる。
大国主命は、兄弟神達に、二回殺される。そして、二回とも、御祖の命(御母神)の力によって生き返っている。死と再生、成長のプロセスでもある。
一回目は、山の上から転がり落とされた焼けた大石を猪と偽られ、抱き留めて落命。
二回目は、大木に楔を打ち込んで出来た割れ目に入れられ、楔を抜かれて潰される。
以上のような話であるが、木を使っての殺戮方法に、当時の人が、木をどういうふうに扱っていたかが伺えて興味深い。
大国主命の兄弟神たちは、因幡の八上比売(ヤガミヒメ)を娶りたいと思っていた。ところが、八上比売は、つれなくも「あなた達の言うことは聞きたくない。わたしは、大穴牟遅神に嫁ぎたい」と言う。苦しんでいる兎ちゃんをいじめるような兄弟神たちである。嫌われて当然であるが、怒りの矛先は大国主命に向かうことになる。
大国主命は、兄弟神達に、二回殺される。そして、二回とも、御祖の命(御母神)の力によって生き返っている。死と再生、成長のプロセスでもある。
一回目は、山の上から転がり落とされた焼けた大石を猪と偽られ、抱き留めて落命。
二回目は、大木に楔を打ち込んで出来た割れ目に入れられ、楔を抜かれて潰される。
以上のような話であるが、木を使っての殺戮方法に、当時の人が、木をどういうふうに扱っていたかが伺えて興味深い。