いぶろぐ

3割打者の凡打率は7割。そんなブログ。

W杯はまだつづく

2010-07-01 03:15:22 | 新・いぶたろう日記
「こまの」選手が心ないネットユーザーに叩かれたり、
叩いたネットユーザーがまた別の人に叩かれたり、
色々しているそうだ。

面倒な世の中ですね。

まあ、僕の意見としては、
やはり失敗には違いないわけで、
プロである以上は、どんな厳しいこと言われても仕方がないかな、と。
「PKは運」かもしれないし、
「120分で得点出来なかったチーム全体の責任」なんだろうけど、
彼を気づかうあまり、彼にはまったく責任がないなんていうのは、
事実に目をつむった極端な意見だと思うね。
「彼ばかりを責められない」というのは適切だと思う。

でもなあ。

世の中で最もお気楽で無責任なのは傍観者なわけで。
恐らくは日本国内どこ探しても、彼らよりサッカーがウマイ人はいないはずで。
実際、あのステージに立って、あんな役割が回ってきたら、
誰だって想像を絶するプレッシャーに押しつぶされるだろうし。
つまり、プロと言えど人間な訳でね。
人間である以上、ミスはあり得る。
それがたまたまフィールド上の誰かに降りかかるというだけ。
そもそも、そういう不完全でか弱い人間がプレーするからこそ、
スーパープレーは輝いて見えるし、ドラマも生まれるわけで。
これがドラマだったとするなら、
彼もまた、重要なキャストの一人だったと言えるんじゃないだろうか。

そして今回のことは、誰に批判されるまでもなく、
彼自身がもう、相当にこたえていることでしょう。
サッカー選手としては最高の夢の舞台で、あんな不運に見舞われて、
その瞬間の感触なんて、一生忘れられないよなあ。
そういうこと考えたら、僕はちょっと彼を悪く言う気にはなれないよなあ。

そしてもうひとつ。
本当だか知りませんが、パラグアイの選手が試合終了後、
「こまの」選手に駆け寄って、抱きしめながらこう伝えたとか。

「おまえの外したゴールは、俺がスペインのゴールにぶちこんでやる」

本当だとしたら、最高にかっこいいセリフだよなあ。
本当だとしたら、俺はここからパラグアイ応援しちゃうな。
日本の夢を絶ちきった対戦国を応援したくなっちゃうほど、
しびれるセリフだよなあ。
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1 Comments

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Unknown (こみ)
2010-07-01 15:44:05
あるよねー。
なんかさ、日本人だと躊躇して言えないようなセリフを、さらっと言ってしまう事が。
本当だとしたら、そりゃ応援しちゃうよね。
あの試合を繰り広げたフィールドの中では、素直な言葉が出たんだと信じたいなぁ。

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