いぶろぐ

3割打者の凡打率は7割。そんなブログ。

超変革まだまだ道半ば

2016-09-09 22:28:08 | トラ、トラ、トラ。
昨日(9/8)の阪神-巨人22回戦はもう本当に「絶望」の一言だった。
シーズン2度目の3タテ、しかも甲子園。
今季は甲子園で1勝もできていないというていたらく。
さらにこれで今シーズンの負け越し(72敗)が決定。
CSなど遥か遠くに霞み、迫り来る最下位転落の危機。
まさに暗黒時代を思わせるチーム状況だ。

しかし、それ以上に絶望的なのが、TwitterやFacebookのファンページで見られる、
「自称阪神ファン」の心ないコメントの数々。

「広島ファンの希望を打ち砕いた藤川球児」
「藤川またやらかした、老害とっとと消えろ」
「首脳陣は無能、金(金本監督のこと)はクビ、矢野も片岡も切れ!」

などなど。
気持ちはわかるけど、あまりに品がない。
ここには書けないような誹謗中傷も目立つ。
何様なんだろうと思う。

まあ、プロスポーツってそういうもんかもしれないけどね。
結果を出せなかったら、無責任なファンにボロクソ言われる、
そこも含めての高額年棒という見方もあるでしょう。

しかしねえ。

打たれたくて打たれた投手は居ないし、負けたくて負ける選手や監督は居ない。
本当のファンならば、苦しいときこそ支えてやろうと思うもんじゃないのかな。
選手や監督が、彼らなりにベストを尽くしている、
その姿勢が伝わってくるなら、結果が伴わなくても受け容れられるはずだ。

試合の中のプレイや戦術について、果たしてそれがベストだったのかどうか、
議論するのは大いにやればいいと思う。それはスポーツの楽しみ方の一つだ。
でも掲示板で騒いでいるヤツには、試合そのものを見ずに、
ニュースや記事のスコア結果だけでわかったようなこと言うヤツとか、
指揮やプレイとはまったく関係ない人格批判がしたいヤツら、
果ては生い立ちやらプライベートまで問題にしてるようなヤツがいる。
こんな連中には、ファンを自称しないでもらいたい。
だって、そんなのチーム愛じゃないだろ。ただの自己愛だろ。

たしかに、昨日の試合は死ぬほど悔しかった。
屈辱という言葉でも足りないほどだ。
僕の好きな藤川球児が打たれたということもそうだし、
巨人にここまで好き勝手やられるシーズンは我慢ならないものがある。
また、たしかにあの場面での阪神首脳陣には疑問符がたくさんつく。
青柳の最初の死球の後、代走鈴木を必要以上に警戒して、
コーチがマウンドまで出て来たのにはイライラした。
その結果、ただの走者一塁を気にしすぎて、青柳は死球を続けてしまった。
自らルーキーにプレッシャーかけて、堪えられないとみるや投手交代。
しかも人選が、藤川球児。
数年前ならいざ知らず、今季の藤川は防御率だけ見たって最悪の選択肢だ。
これでは納得がいかないのもわかる。

しかし。
それでも、人格批判していいということにはならない。
ましてや、在日だなんだと関係のない言いがかりをつけている人に至っては、神経を疑う。
こういう、気に入らないことを何かひとつの物事や人に凝縮させて、
一方的に罵倒する人々の無知性ぶりが、僕は大嫌いだ。

結果として当日の広島の優勝を消してしまったのも、
広島をアンチ巨人の兄弟みたいに感じる身勝手な虎党としては面白くないだろう。
だけど、広島ファンの希望を打ち砕いたのは、球児じゃなくてあくまでも坂本(の実力)だ。
昔のスタイルにこだわり、いくら打たれても改善できぬまま、
同じ失態を重ねた球児の現状は、プロとしてどうかと思う。
でもそれだけのことだ。
彼なら抑えられると判断した首脳陣にも責任はあるし、
もっといえば、ここ数試合、巨人にたった3点取られただけで勝てなくなる打線にも責任はある。

でも、今年は金本阪神1年目。
あんな難しいチームの監督が、1年で務まるわけがない。
星野だって岡田だって、1年目は低迷した。
野村ですら3年連続最下位だ。
茨の道を承知の上で引き受けてくれた金本の男気に期待して、3年程度は長い目で見られぬものか。

こちとら1985年以来の虎党だ。
暗黒の90年代はこんなもんじゃなかったぞ。
にわかファンがギャーギャー騒いでんじゃねえ。
たまに勝つからいいんじゃねえか(笑)。
十何年に一度の優勝だから、いいんじゃねえか(笑)。

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