いぶろぐ

3割打者の凡打率は7割。そんなブログ。

私の衣服デザインと私の勤務姿勢には何ら関係ありません

2013-08-09 16:32:51 | 超・いぶたろう日記
ウチの会社の最大の悪弊が、不毛な長時間の会議。
午後1時〜10時が定時の人間を午前中から呼び出して、
手当もなしに延々拘束するんだからたまらない。
しかも会議とはいっても名ばかりで、
要はワンマン社長やイエスマン役員が経験談やら説教やら、
毎回ほとんど同じ話をダラダラと喋り続け、
列席者はそれを基本的に黙って聞いていなければならないという、
まさに小学校の朝礼レベルの地獄の儀式。

これが毎週繰り広げられるのだが、
最も迷惑なのが夏季合宿中のそれ。
みんな睡眠時間2ー3時間で頑張ってるところに、
毎晩夜11時半から2時間近くやられちゃうのだ。
みんな必死で眠たいのガマンしたり、船漕いだりしてる中、
得意げに話し続ける社長の鈍感力たるやスゴイものがある。

転機が訪れたのは3年前。
さすがに面倒になったのか、「後進の育成」を大義名分に、
社長が合宿の現場から身を退くという。
そして新たな合宿統率者として白羽の矢が立ったのが僕だった。

会議の席上、新任としての抱負を訊かれた僕が真っ先に掲げた公約は
「合宿会議短縮(最長で30分)」であった。
もちろん社長や役員はあからさまに煙たい顔をしたが、
職員からは喝采を持って迎えられたのを思い出す(笑)。

その他にも無駄だな〜と思っていたあれこれを次々に廃止し、
長時間会議の原因となる諸々を事前の施策で解決し、
合宿の負担軽減に努めた僕の功績はもっと評価されてイイ(笑)。
でも、新政権も3年も経つと、
その地獄の2時間会議時代を知らないスタッフなんかも入ってきて、
必要最低限の確認と連絡に絞った30分ですら長いと感じるわけだ。
逆に、その時代の辛さを知らないからこそ、
全教室が集まる合宿の会議でイイトコ見せようと、
妙に張り切って意味の無い議論しかけてくる、
まるで空気の読めないヤツも居たりして、どーしてくれよーかと。

そこで、会議進行役の僕が無言のメッセージを送ろうと、
今年は「合宿会議用」のTシャツを準備。







会議の前にわざわざこれに着替えて全スタッフの前に立ち、
特に何も言及しないまま会議を淡々と進めるのだ(笑)。
しかもタイマーを持ち込み、30分のカウントダウンで、
是が非でもこの時間内に収めるという強烈な意思表示。

議論のための議論が好きな連中、もの言いたいだけの連中、
説教したいベテラン勢がみんなシブーイ顔してるのが気持ちいい。
そして毎晩30分で会議をすぱっと終え、意気揚々と風呂へ行く。
みんな内心嬉しいはずなのに、感謝の意を伝えてくれるのは数人だけで、
あとはタダ乗りしてたくせに、エライ人の前では手のひら返して、
「ミーティング軽視はどうかと思いますよねえ」
なんて阿るスタッフも多かったそうだ。あーちっちゃい。

思えば、合宿中Tシャツ・ジーンズ解禁も、
そもそもの通常勤務のクールビズも、
因循姑息な役員を粘り強く説得して、僕が導入したんだよな−。
時間外勤務の支給手当の枠組みも、
講座勤務の時間短縮も、代休も、そうだ。

…振り返ってみるとたしかに労組的な功績の数々だなー(笑)。
搾取側の役員たちに疎まれるわけだよそりゃ。
僕がもし辞めるって言ったら、
職員たちが慰留署名のひとつもしてくれても良さそーなもんだがなー。
陰口は叩くけど、表だってエライ人には逆らえないヤツラばっかだからなー。
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