いぶろぐ

3割打者の凡打率は7割。そんなブログ。

君子危うきに…

2007-10-28 02:44:28 | 新・いぶたろう日記
広島市内で未明に起きた、米海兵隊員による19歳の婦女暴行事件について、
「午前3時に盛り場をうろつく未成年者もどうかと思う」
とコメントした広島県知事が、猛批判にさらされているそうだ。
「暴行された女が悪いというのか!」
「米兵だからかばうのか!」
前者は揚げ足取り。後者はうがちすぎ。
なんだかなー、と思う。

僕は、正論だと思うよ。
被害者はもちろん気の毒だし、海兵隊員を正当化する気はさらさらないが、
しかし危機管理ということでいえば、やはり問題があったんじゃないかな。
台風の日に荒れ狂う海や川へ出れば、そりゃあ事故に遭うでしょう。
盛り場の治安まで行政が厳重に管理すべきだというのだろうか。
それはそれで窮屈な社会だという文句が出るでしょう。
自由の担保には責任がある。
いつでもどこでも好き勝手にやって100%の安全保障なんて、
ムシのいい話だと思いませんか。

亀田興毅の記者会見も話題になっている。
今度は詰問調で「社会正義代表」の位置に酔ってしまった
テレ朝の記者に批判が集まっているそうな。
はあ。
僕もテレビで見ていて、たしかにいやらしい感じはしたけどね。
ある時のある人を思い出したよ。
こういう、自分が絶対に正しく、相手が絶対的に悪いという、
身勝手な位置設定を思いこんで疑わず、くってかかる人の醜さって、似てる。
ちょっと思い出し笑い。

しかし、こんなに引っ張るほどの問題かなあ。
亀田なんてさ、別に犯罪者ってワケじゃないでしょう。
ちょっと調子に乗りすぎてしまいましたスンマセン、で済む話じゃない。
試合相手の内藤はもういいって言ってるんだし、
何だかんだ言ってみんな楽しんだんだし。
これ、猪木だったら何の問題にもなってないよ(笑)。
沢尻エリカも朝青龍もそうだけど、
何もそこまでしつっこくねちっこく叩かなくても、いいじゃない。
イヤらしいよなあ。
誤解された個人主義と権利意識が蔓延する世の中だ。
いつ何がどう受け取られてどんな目に遭わされるかわからない。
発言に、行動に、社会的危機管理は必要だね。
僕も気をつけよっと(笑)。

ものの本によれば。

「バカに付ける薬はない」ので、
「バカは相手にしないのが一番」これが真理だそうです。
何を以てバカとするかは様々ですが、
何を言っても通じない人間、言い訳だけは無尽蔵に出てくる人間、
自分の落ち度に盲目な人間、自分の能力を過信する人間、
自分が如何に優れているかを吹聴しないと気が済まない人間、
自分の損害には著しく敏感で、
他人に与えている損害には著しく鈍感な人間、
周囲にどう評価されているかを正しく感じ取れない人間、
こういう人間は確かにいて、
少なからず周囲に害を及ぼしてくるのだと。
そういう人間に遭遇した時、決して相対してはいけない、
なぜならバカは自分への攻撃には常識外れに過敏で、しつこく、
それまで以上の害を及ぼすことがあるからだそうです。
なので、とにかく正面から否定せずに、
なだめすかしてゴキゲンとって、
そーっとお引き取り頂けるように取りはからうのが一番だとか。

なるほどなあ。
誰もがそれだけ大人なら、こんな日本ではなかったかもしれないなあ。
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