今日は、
3歳競走馬の腕節の関節鏡手術。
続いて、
外傷をキャスト固定していた当歳馬。
キャストをはずしてみたら傷の癒合は良好。キャスト擦れもない。
このブログで何度も書いているが、正しくキャストを巻けば3-4週間は巻き直さなくても大丈夫。
皮膚が薄く、頻繁に寝起きし、動き回る当歳でさえも、だ。
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キャストの蹄底部分はひどく厚く巻かれていてはずすのがたいへんだった。
割れていた繋部分は薄い。
distal limb cast は球節の上か下で割れ易い。
だから、その部分を厚く巻いた方が良い。
「均一に巻け」と教えるところもあるようだが、「割れるのは必ず球節の上か下」なのだから、そこを相対的に厚くすれば良いのだ。
磨り減る蹄尖部はスーパーファーストのような樹脂剤で補強すれば良い。
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そう、日照時間も「気分」に影響をあたえるらしい。
せいぜい晴れた日には陽光を浴びたほうが良いのだろう。
白い手術室で明るい無影灯の下で手術していても陽気になるような気はしないけど・・・・・
理由は聞きませんでしたが、もしかして、どちらでも同じなのでしょうか?
右利きの人は、左回りに巻くほうが巻きやすいですよね。
もしかすると前肢後肢でその向きはさらに逆かもしれません。
キャストテープを巻くピッチをかえるというのはなかなか難しいです。
意図して集中して巻くとその周囲が折れやすくなりますよね。
厚くしたい部分から巻き始める。
次のテープも厚くしたい部分から巻くというのが比較的やさしいと思います。
これも姑息でしょうけれども。
テープを複数本使うなら、幅の違うものを使うと巻きのピッチが変わりますから折れにくくなると思いますが如何でしょう。
巻く向きを変えるというアクロバットもあるでしょうが、さすがにこれは折れるというより剝げそうでやった事がありません(笑)
キャストの幅も「5」を始めてみたとき、「こんなもの使えない」と思いましたが、使い始めたらとても安心です。子馬には5を3本、競走馬には5を3本と4を1本使いました。