▼流れる

 

文京区内の神田川沿いで育った友人から、大雨が降り続いて増水した神田川からさまざまな流出物をタモ網ですくい上げた思い出話を聞いたことがある。



7月6日。連日の雨で増水し漂流物が漂う神田川。万世橋上にて。



おとな達は立派な家具などをゲットしていたけれど、なぜか大雨のたびに大量の野球ボールが流れてくるので、子ども時代は野球ボールに不自由しなかったという。なぜあんなに大量のボールが大雨のたびにまとまって流れてきたのかが今でも不思議だという。



7月6日。ワールドカップ開催中だがサッカーボールも流れている。万世橋上にて。



秋葉原電気街南端にある万世橋は神田川を挟んで外神田と神田須田町を結んでいるが1930(昭和5)年の竣工ということになっている。新春の箱根駅伝コースに登場する函嶺洞門や、郷里静岡県清水の桜橋も1931(昭和6)年の竣工であり、そのあたりで完成した公共建造物がなぜか多い。



7月6日。郷里清水にある万世橋は「よろずよばし」と読むがここ神田のも本当は「よろずよばし」が正しいらしい。



大正天皇の喪が明けて着工したからではないかと思っていたけれど、世界的な不況による失業対策として公共工事が全国で行われたのだという話しもあり、理由はわからないけれど昭和5年が亡き母の生まれた年であるということもあって妙に気になる。

 
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