【カッコの仕組】

【カッコの仕組】

言葉をカッコでくくるのは、答えが整数で出てこない数字を便利なルート記号でくくることと同じなのだろう。

みんなおなじ人間の中から、この私を指し示そうとする累乗根がカッコつきの「私」であり、そういうカッコで括られた私たちみんなの中のさらなる三乗根が二重カッコつきの『私』である、という累進構造になっている、と言えた気になるカッコは便利だ。

私や時間や貨幣などのよく似たものの、うまく言葉で言い切れないモヤモヤした嘘っぽさを、カッコでくくって言い捨てようとするからカッコはとめどない。

はて、〇〇を4分の1乗するってどういう意味だっけ…と思い、高校生向けの数学ゼミをネット記事で探し、ああこういうのが苦手だったな、と読みながらふと思う。

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