電脳六義園通信所別室
僕の寄り道――電気山羊は電子の紙を食べるか
【蝉便り】
【蝉便り】
静岡県清水。クスノキの巨木がある神社の緑が濃くなり、本格的な夏到来を予感させる風景になってきた。
↑
5/30、静岡県清水、旧久能道村松原稲荷にて。
郷里静岡県清水の夏というと「シャーシャーシャーシャー」という、耳をつんざくばかりのクマゼミの声を思い出す。
小学生時代は東京で滅多に聞かないクマゼミの声をひときわ清水固有の音と感じたし、さまざまな原因で生息域が北上し、東京でもクマゼミの声を聞くようになった昨今でも、クマゼミの大合唱を聞くと「(ああ清水の夏だなぁ)」とやっぱり思う。清水のクマゼミは清水言葉で言うなら「寝てぇられないくらいぎょうさんしい」のだ。
↑
5/30、静岡県清水、旧久能道村松原稲荷にて。
清水で実家の写真館を継いだ高校の後輩からメールが届き、雨上がりを梅雨明けと勘違いしたのか、店の裏庭で蝉が羽化していたという。
永年地中で暮らして地上に出てみたものの、こんなに早くては伴侶を見つけるのは絶望的だろうと、いかにも写真店主らしい細やかな心配をしていた。
蝉とゴキブリを一緒にするのも何だけれど、「1匹見たら、10匹いると思え」というように、清水では鎮守の森で耳を澄ますと、早熟なセミたちが伴侶を呼ぶ声が聞こえていたりするのかもしれない。
いつか「寝てぇられないくらいぎょうさんしい」清水のクマゼミを、録音しておきたいと思っていたので、これからの帰省は忘れずに録音機材を持参しようと思う。
永年地中で暮らして地上に出てみたものの、こんなに早くては伴侶を見つけるのは絶望的だろうと、いかにも写真店主らしい細やかな心配をしていた。
蝉とゴキブリを一緒にするのも何だけれど、「1匹見たら、10匹いると思え」というように、清水では鎮守の森で耳を澄ますと、早熟なセミたちが伴侶を呼ぶ声が聞こえていたりするのかもしれない。
いつか「寝てぇられないくらいぎょうさんしい」清水のクマゼミを、録音しておきたいと思っていたので、これからの帰省は忘れずに録音機材を持参しようと思う。
◉
コメント ( 6 ) | Trackback ( )
« 【港まで】 | ▼ユニクロ気分 » |
カマキリの子供が2㎝ほどに成長したものが、
ぎょうさん我が家の玄関前の植物に隠れていますよ!
先日は梅の木とエニシダに多種のテントウ虫が、
鈴なりに生っていたので?選定してバッツリ切ってしまいました。
あまりにもたくさんだったので、逆に気持ち悪かったです。
これから朝はスズメとムクドリが、日中はセミが夕方からはオケラとカエルの声が徐々に聞こえてくるでしょう。
毎日の暑さと騒々しい音で夏は嫌いです!
・・・ついでにゴキちゃんとその他諸々の虫さん達も御遠慮いただきたいものです・・・<(_ _)>
>新潟はクマゼミをほとんど見かけません。
いくら温暖化が進み、新潟にも東京砂漠を模したような区域が登場し、新幹線ができたとはいえ、やはりクマゼミは進出できないのかもしれませんね。
もう古いデータですが環境庁によると
http://www.biodic.go.jp/reports/5-2/n012.html
見事に日本海側は空白ですね。
カマキリの子どもは卵から出てきた米粒くらいの頃からカマキリの格好をして小さな鎌を振り上げててかわいいですよね。虫は苦手(ゴキヒロシはとくに)ですがカマキリと蜘蛛の子どもは大人の超縮小版なので思わず「かわいいっ!」と声が出てしまいます。
オケラが近所にいるのはうらやましい。ジーーッって鳴くんだったかな。オケラと福助足袋なんていってもわかんないでしょうね。子どもの頃
「オケラなぜ鳴くあんよが寒い オケラにあげましょ福助足袋を」
とかいうコマソンがあったのです。
清水二中の旧校舎脇にはオケラがいっぱいいて、捕まえては授業中遊びました。胸のところをつかむとシャベルのような両手を広げるので
「おまえの○○○○どーれくらい」
といってつかむと
「こーれくらい」
と両手を広げるので大笑いしたものです。
朝から何の話してんだか。
分布図を見ましたが、白い部分が割と多いのにびっくり。
高地では見かけないからこんなものなのかな。
時代劇で夏場に江戸のシーンを京都で撮影し、
BGMにクマゼミの鳴き声が入っていて、
クレームがついた話しを聞いたことがあります。
箱根を越えたのはいつ頃なんでしょうね?
時代劇で女性の入浴シーンが映ったら水着のあとが見えた、なんていう笑い話もありました。