▼明日への日記…4 壁の風景

 

毎週水曜日と土曜日、義母が暮らす大宮の特養へ面会に出かける行き帰り、下り京浜東北線を待つ田端駅1番線ホームは、田端の台地を削って作られたので線路脇は急峻な石垣になっている。壁の崩落を防ぐため石垣を積み、浸出する水を逃すための小さな排水口を穿ち、それらのうちで水量の豊かな排水口にホースを繋いでわき水をひき、線路脇に小さな池が設けられていつも金魚が泳いでいる。



田端駅1番線ホーム脇の鑑賞池





田端駅1番線ホーム脇の石垣



線路脇の鑑賞池も眺めていると心和むが、急峻にそそり立つ石垣の壁もまた見飽きることがない。わずか数メートル四方の石垣にもさまざまな植物生存に関わる環境特性の違いがあり、季節や気象状態にあわせて植物たちの栄枯盛衰が見られて面白い。こういう数メートル四方の石垣を観察して一冊の本が書けるくらいの知力があったら楽しいだろうなと思う。

 
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