返答


Z9 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S

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仕事で一般の人から製品に関する問合せのメールを受けることがある。
技術的な質問の場合もあれば、どこの販売店で手に入るか、といった内容の場合もある。
担当者が答えられる範囲、分かる範囲で、それに丁寧に答える。

すると同じ質問者から、さらに次の質問が来る場合がある。
こちらの返答に対し、新たな疑問が生じるのだ。
あるいは、より踏み込んだことを聞きたくなったり・・・
で、それに対し、また丁寧に答える。

普通に製品を検討されている人なら、2、3回やり取りすれば、必要な情報は得られて質問が終了する。
ところが、何度も何度も、際限なく質問が続くことがある。
質問に対して回答すると、分かりました・・で終わるのではなく、次の質問のメールが来る。
それに対し、また返答すると、間髪入れず次の質問が来る。

最初はよほどいろいろ考えて、悩まれているのだろうな・・と思った。
しかし、繰り返すうちに、まるでネタが尽きたかのように、質問の文章が短くなってくる。
ついには簡単な一言だけになるのだが、それでも次の質問が送られてくるのだ。
まるで返答が来たので、慌てて次の質問を、何とか捻りだして書いているかのようだ。

もちろん会社として、お客様からの質問にはしっかりと対応しなければならない。
だから毎回精一杯の返答をしている。
しかし一日にこう何回もメールが来ると、さすがにどうなっているのだろうか・・と疑問を感じ始める。

その理由に気付いたのは最近の事だ。
これはLINEの影響なのではないか。
相手の反応に対し、既読スルーでは失礼になってしまうので、何かしらの返答をする。
それもなるべく短時間で。

たとえばパソコンを使ったメールであれば、キーボードで質問事項を箇条書きにして、一度に送れば済む。
答える方もまとめて返答すれば完了する。
短文でひとつずつ小出しに質問を送って来るのは、LINEのやり取りの特徴なのではないか。
また最後に自分の側が返答せずに終わる事を恐れ、無限ループに陥ってしまう。

今やメールよりもLINEの方が日常生活に入り込んでいる。
メールで文章を作るのが苦手だった高齢の人や、パソコンを扱ったことのない若い人が、LINEは日常的に使っている。
LINEというのは、案外メールとは似て異なるものなのかもしれない。

どうも一生懸命やればやるほど、際限なく続くことが分かってきた。
そこですぐに返答するのをやめて、1日1回しか返事は書かないことにした。
また休日はメールを見ていない事にして、一切返事をしなかった。
するとそのループが断ち切られたようで、質問の嵐がピタリと治まった(笑)
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穴あき


Z9 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S

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寒くなったので、衣類の引出しから冬物を出してきた。
カシミアのセーターやチョッキである。
ところが着てみると。胸のあたりに穴が開いている。

仕方なくそれは脱いで、もう一着のカシミアを着ようとした。
ところがそちらも穴が開いているではないか。
さらにもう一着も・・・

何という事だ。
高いカシミア類が全滅だ。
同じボックスに入れてあったので、全部被害を受けてしまった。

外出するところだったので、急遽着るものが無くなってしまい弱った。
仕方なくユニクロで買った安いセーターを着て出た。
お陰で何だか寒かったが・・・

Mrs.COLKIDが修理の専門店をみつけてきた。
しかし計算してみると、修理費がけっこう高くつくことが分かった。
いくらカシミアとはいえ、修理に何万円もかけるのは馬鹿馬鹿しい。

そこで自分で修理しようと考えたようだ。
ネットで修理方法を調べて、手芸屋さんで何やら道具を買ってきた。
フェルトのような繊維を穴に当てて、棒で押し込むようにして直すらしい。

ただ服と同じ色のフェルトをみつけるのが大変なのだという。
黒とかグレーとか、ポピュラーな色はすぐに修理できたが、ラベンダーとか、変わった色のものは、まだそのままになっている。
合う色がなかなかみつからないので、それだけ修理屋さんに出そうかと悩んでいるところだ。
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車検


D850 + AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G

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車を車検に出している。
購入して3年目の最初の車検である。
現在は代車の白いX1に乗っている。

320dツーリングが納車されたのが、2020年の1月だ。(2020年1月20日の日記
前年の暮れに中国で新型コロナの感染が発生したところで、まだこちらでは騒ぎが本格化していなかった。
その後世界中がここまで大変な事態に陥るとは、その時点では想像していなかった。

2019年の12月にBMWのディーラーに見に行き、急遽購入を決めた。
ちょうどクリスマスのセールが始まっていて特別価格にしてくれた。
車は販売店が国内で保有していた新車の在庫一覧から、欲しい仕様に合ったものを選んだ。
新たに本国にオーダーしたら、納車までに数か月かかるのだが、国内の在庫から選んだため、12月末にはディーラーに届いていた。
しかし年末で慌しいので、納車は年明けの1月にしてもらった。

あれから3年経つのか・・・
長かったような、短かったような・・・
当時こんな事になると分かっていたら、買うのは躊躇したかもしれない。
しかし結局コロナで連日長距離を走って通勤することになり、その後半導体の不足や戦争で新車の入手が困難になったのを見ると、やはり買って良かったのだろう。
実際、実用的な道具として、もの凄く役に立つ車だと感じている。

まだ当分乗るつもりなのだが、将来この手の内燃機関車は販売が禁止される。
先の話とは言え、所有すること自体が時代遅れに感じられる日が来るかもしれない。
かと言って電気自動車のインフラ整備も今ひとつだし、あと数年乗ってから買い替えるくらいで、ちょうどいいのかもしれない。
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電気料金


Z9 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S

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ご存知の通り、電気料金の値上げが続いている。
国が補助を出すというが、どのくらいの効果が出るであろう。
すでにかなり値上がりしているのだが、その分を帳消しにしてくれるのだろうか。

数年前は何かと新電力への移行を勧められた。
勧誘の電話が毎日のようにかかってきたし、メールもかなりの数が届いた。
果ては金融機関からまで、検討して貰えないかと頼まれたりした。

しかし何だか不安を感じて移らなかった。
工場は電力の安定供給が命なので、少々安いからと言って、不用意に移るわけにはいかない。
万が一にも電力供給が途絶えたら、一巻の終わりである。
そもそも自社で発電しているわけでもないところに、怖くて任せられない。

西の方にある仕入先で、新電力に移ったところが、大変なことになっていると明かしてくれた。
電気料金が完全に倍になってしまったというのだ。
機械を動かすのに電気料金が年間1千万円かかっていたものが、急に2千万円になった。
これでは利益が吹っ飛んでしまい、会社が成り立たなくなる。

慌ててもとの大手電力会社に戻そうとしたが、あっさり断られてしまった。
意地悪で断られたのではなく、すでに枠が一杯で、これ以上受け入れることが出来ないのだと言う。
それでも頼み込んで、やっと戻らせてもらったが、契約は1年間のみで、1年後に再度見直しという条件を付けられた。
地域にもよるのであろうが、コストだけで移ったことのしっぺ返しでもある。

もっとも日本の事情はまだいい方だという。
ヨーロッパからの輸入が多いある販売店の人と話したが、いまだに荷物が入ってこないと嘆いていた。
理由は、電気料金が数倍に跳ね上がってしまい、生産が出来ないのだという。
あまりに高くて、簡単には工場を動かせなくなってしまった。

やむなく作業員や職人は休ませ、大きめの注文が入ったり、注文が一定量溜まったところで、会社に出て一気に生産するのだという。
そのため規模の小さいその販売店の発注は後回しにされて、なかなか作ってもらえない状態が続いている。
その人によれば、原発を持っていない国が総じて駄目になっている・・という話であった。
あれほど原発を否定していたのに・・・
コロナや戦争をきっかけに、世界の価値観が大きく揺らいでいるが、これなどもそのひとつと言えるだろう。
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歌声


Z9 + NIKKOR Z 24mm f/1.8 S

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歌手の水木一郎さんが亡くなられたことが分かった。
車椅子の姿を見てはいたが、訃報を聞きやはりちょっとガクッときた。
あのアニキの情熱に満ちた歌声がもう聞けないのか・・・

考えてみれば、僕の世代くらいから下は、子供の頃からあの声を聞いて育っている。
つまり現在の日本人の、かなりの割合を占める人たちに、多大な影響を与えていることになる。
いや、もしかすると世界レベルでかもしれない。
あちこちでトップニュースになっているのも、その影響下にある人が多いことの証であろう。
アニメーションの力の凄さを感じた。

何しろアニメ関係の歌手は歌唱力が凄い。
特にこの頃の方たちは、歌声が濃厚で抜群の伸びがある。
前川陽子さん、串田アキラさん、大杉久美子さん、ささきいさおさん・・・
子供にも訴える力を持つ歌声・・という事もあるのだろうが、実際に聞いていて惚れ惚れする。

当時、何といっても圧倒的だったのは子門真人さんだ。
あの声は最強であった。
しかし途中で引退されてしまい、現在は音信不通で行方が分からないらしい。
真面目な方で、業界に馴染めなかったという話であるが・・・
そう言えば亡くなられた水木一郎さんも、賃金の低さを改善したいとテレビで訴えられていた。
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いい革


Z9 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S

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このところ忙しくて身体が疲れている。
今日は天気が良かったが、気分転換を兼ねて、軽く散歩する程度にしておいた。
考えてみればまだクリスマスは先なのに、もう終わってしまったような気分である。
何度か誕生日の食事会を開いたり、シュトーレンを食べたりしたからだろうか・・・

久しぶりにオールデンのインディ・ブーツを履いて出た。
迫力のあるカッコいいブーツである。
ゾクゾクするような艶のあるクロムエクセルで、過去に何人かの人から、その革すごいクオリティですねと言われた。
同革を使った日本の製品で、ここまでの品質のものを見たことが無い。
やはり噂通り、いいところはオールデンに優先的に回されるのだろうか・・・(笑)

トゥルーバランス・ラストでサイズは7.5Dなのだが、何となく緩めで羽根が閉じてしまう。
改善出来ないかと思い、シダスの薄手のインソールを入れてみたが、今度は甲がきつくなる。
つまりフィッティングはこれで限界で、恐らくこのラストではこのサイズを選ぶしかない・・という事なのだろう。

ユニクロで買った、厚手で長めのヒートテックの靴下を履いたところ、幸い羽根が上の方まで開いてくれた。
どうやらこの履き方が正解のようである。
さらにハーフインソールのアシマルを入れてみたが、なかなか快適に歩くことが出来た。
いい靴を履いて散歩するのって、やっぱり楽しいね(笑)


(iPhone 13 Pro)
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黒い靴


FUJIFILM X100V

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大抵の靴は、色が何種類か用意されている。
スニーカーにしても、革靴にしてもだ。
多くの場合、黒とそれ以外の色が用意されている。

黒を選んでおけば、まず間違いはない。
いろいろな服と合わせやすい。
黒い革靴であれば、ブルーのスーツにもグレーのスーツにも合う。
スニーカーでも、黒であれば変に目立たないので、仕事に使える場合がある。
黒い靴は汎用性が高くて便利なのだ。

しかし不思議なことに気付いた。
黒い色のモデルを買って、その靴が気にった場合、別の色も欲しくなるのだ。
履いているうちに、黒じゃ何だか物足りないな・・と考えるようになる。

悩んだ末に、実際に他の色も買い足したケースもある。
最近ではマグナーニのスニーカーがそうだった。
黒を買って気に入り、1年越しで欲しかったブラウンも買った。
(ところがブラウンは思ったほど気に入っていないのが不思議なところ・笑)

オールデンのタンカーブーツも、黒のクロムエクセルを購入した。
いたく気に入っている1足ではあるのだが、それゆえに他の色も定期的に欲しくなってしまう。
時折オークションなどに出るのを眺めているが、価格が高い事もあり、結局買ってはいない。

では最初に黒以外の色を買った場合はどうだろうか。
この場合、あとから黒が欲しくなることは滅多にない。
よほど黒がカッコよければ別であるが、黒以外の色、たとえばブラウンを最初に買って、あとから黒も買い足す・・とうことはまずない。

その靴のイメージを象徴するカラーというものがあるが、その色を押さえておきたくなるのだろうか。
あるいは無難過ぎる黒ではつまらないので、もう少し冒険してみたくなるのか・・・
自分の心理が掴みきれないでいるが、少なくとも経済的には、最初に黒以外の色を選んだ方がよさそうである。
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血豆


FUJIFILM X100V

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仕事で撮影していて、三脚の脚を縮めようとした。
その際に、バシャーンと勢いよく小指の肉を挟んでしまった。
ギャッと悲鳴を上げるような痛み。
程なく内部に血が溜まりだして、やがて大きな血豆になった。

僕はよく三脚に指を挟む。
だから三脚は大嫌いなのだ。
・・・と言っても、これだけ持っていると説得力がないが(笑)

以前はジッツォでよく指を挟んだ。
あの冷たくて硬い金属のかたまりに指を挟むと本当に痛い。
特に脚を固定させる金具が危ない。
そのため脚を開く時は、慎重にやるのが習慣になり、最近は滅多に挟むことは無くなった。

今回はジッツォではなく、マンフロットのビデオ用の三脚でやってしまった。
安価なもので作りも華奢である。
だから油断していた。

肩にカメラを提げたままの中途半端な体勢で、三脚をスイスイと折りたたもうとした。
そこでバシャッと挟んでしまったのだ。
脚の伸縮の作業なので、つい流れに乗ってやってしまった。
甘く見た報いであろう。

小指の腹の部分に、挟んだ形に細長い血豆が出来て、みるみる大きくなり、はち切れんばかりに膨らんできた。
小高い丘のように指の表面から飛び出している。
これは・・・潰したいなあ・・・
痛いし膨らみが邪魔だし・・・内部の血を出してしまいたい。

針をアルコール消毒して、血豆に斜めに刺してみると、血がビュッと飛び出してきた。
血豆の横からギュッと絞るように押すと、どんどん出てくる。
それをティッシュで受けるのだが、白い紙のあちこちに赤い染みが出来ていく。

まだ内部で出血しているのか、絞ればいくらでも血が出てくる。
血豆が小さくなれば止まるだろうと思ったのだが、これは予定が狂った。
毒素を流してしまうためにも、どんどん出した方がいいだろう・・と思い、しばらく血を出す作業を続けた。

これでは切りがないと思い、あるところで血を絞り出すのは止めて、上から絆創膏を貼った。
最初はガーゼが赤く染まったが、程なく落ち着いてきたようだ。
かなりヒリヒリはするが・・・

それにしても、小指に絆創膏を巻いただけなのに、日常の作業でけっこう邪魔になるのだと分かった。
指は5本あるが、それぞれの指が意外に重要な役割を果たしている。
三脚に指を挟んだせいで、何日か悩まされそうだ。
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凍結


Z9 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S

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昨日の朝、車の窓がガチガチに凍っていた。
ドアを開ける時も、凍り付いており、少し強めに引っ張らなければならなかった。
今シーズンでは初めての凍結だ。

前日の夜は冷たい雨であった。
濡れたまま車を屋外に置いておいたので、内部に残っていた水が凍ってしまったのだ。
明け方頃に氷点下まで下がったのだろう。

ガラスの氷を溶かすのに時間がかかった。
フロントガラスには温風を当てて、リアガラスは電熱線をオンにする。
シートに座ったまま、氷が溶けるのをしばらく待った。

無駄な時間であるが仕方が無い。
寒い季節になると、特に快晴の日は、車に降りた朝露が凍り付く事が多い。
これからのシーズンは、毎日のようにこの作業が必要になるだろう。

数分で前後が見えるようになり、車を駐車場から出した。
いつもと比べると、走り出す時間が数分間ずれた。
すると、街中ですれ違う人達の顔ぶれが変わる。

寒くなる前は、毎朝ほぼ決まった時刻に通過するので、大体同じ人達とすれ違っていた。
出勤するため、自転車や徒歩で駅に向かう人たちだ。
中には十数年も前から、顔を見ている人もいる。
もちろん話したことはないのだが、冬の間は会えないかと思うと少し寂しい。
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カリフラワー


Z9 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S

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Mrs.COLKIDがカリフラワーでグラタンを作った。
自分で考えて作ったようだが、ネットを見るとレシピが出ている。
世の中にまったく無い食べ物ではないらしい。

まあちょっと変わっているけれど、味は悪くはなかった。
母親など、美味しかったからもう一度作って欲しいとリクエストしていた。

具は本当にカリフラワーだけ。
茹でたカリフラワーを手で細かく崩して、ホワイトソースとチーズをかけて焼くだけらしい。
ごくシンプルな食べ物である。

健康的な食べ物であるから、僕のカロリーを気にしての事だろうか・・・
と思ったら、そうではないという。
たまたまスーパーでカリフラワーが安く売っていたのと、寒いから暖かくなるグラタンにしよう・・という、ただそれだけの単純な発想だという。

あまりポピュラーな料理ではないので、食事管理のアプリに載っていない。
カリフラワー単体とグラタンの組み合わせで入力しようとしたが上手くいかない。
肉もマカロニも入っていないただのグラタンなんて、なかなか無いのだ。
仕方が無いので「野菜グラタン」・・という項目で代用した。
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停止


Z9 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S

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大手得意先の幹部の方がみえられた。
駅まで送る車の中で、二人だけで会話をした。
先月、3年ぶりにベトナムの下請けの会社に行ってきたという。
コロナでしばらく海外に行くことが出来なかったのだ。

久しぶりにベトナムの工場を訪問した。
ところが違う場所に来たかと思うほど、建物の中は閑散としている。
工場の中に入っても、ラインはほとんど動いていない。
ここは過去に何度も訪れているが、こんなに酷い状況なのは初めて見たという。

どうしたのか聞いたところ、米国からの注文が止まってしまったのだという。
それまでどんどん生産して納めていたが、急激に受注がストップしたらしい。
噂通り、いよいよ米国の景気が駄目になってきたようだ。
以前は活況を呈していた工場が、まったく動いていないのは、かなり衝撃的な光景だったという。

あちらの会社の人とも話をしたが、だいぶ大変なことになっているらしい。
ほんの数ヶ月前は、どんどん生産して納めていた。
先の分の受注も見越して、さらに生産してベトナム国内の倉庫にも溜め込んでいた。

ところがいきなり注文が来なくなった。
海上を輸送中の分も含めて、すでに米国内に数か月の在庫があるという。
そしてこちらの倉庫は、勢い込んで生産してしまった余剰在庫で一杯になっている。

合計すると通常の1年分以上の数量にもなるが、注文の方はピタリと停止してしまった。
恐らく当分来ないだろう。
計算すると来年いっぱいは、工場を動かす必要が無くなってしまった。
一体どうしたらいいのか・・と途方に暮れていたという。
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渋皮煮


Z9 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S

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今年はけっこう栗の渋皮煮を堪能した。
Mrs.COLKIDが何回も作ってくれたのだ。
それに合わせて、僕もデパートで栗を買ったり、ネットで取り寄せたりした。

栗に多少詳しくなってきた。
渋皮煮に合った栗の品種があるのだ。
これはけっこう重要で、たとえば栗ご飯、焼き栗など、調理方法によって栗の種類を変える必要がある。
一番高いのが一番美味しい・・という訳ではないのだ。

栗専門の生産農家には、何種類かの栗を作っているところがある。
直販サイトなどを見ると、その品種が何に向いているか、細かく記載されている。
何種類か頼んでみて、大体どれが美味しいか分かってきた。

ご存じの通り、僕は栗の渋皮煮が大好物で、エルメより美味しい唯一のスイーツとさえ思っている。
実際何度食べても飽きない。
ところが家族や親戚なども好きなので、皆に配ってしまい僕にあまり回ってこない。
それゆえに余計に貴重なものになっている。

しかし作るのはそう簡単ではないようだ。
渋皮を残して皮を剥くのが大変で、手間と時間がかかる。
渋皮煮を作るとなると、一日がかりの重労働になる。

今シーズンに、もう一度渋皮煮を作ってくれと、Mrs.COLKIDに頼んだ。
「これだけ作れば、栗の女王から栗の神様に格上げではないか」と言った。
しかし本人は、もううんざりのようで、栗の奴隷になったようだと返された。
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運用


Z9 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S

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床屋に行った。
前回から1か月半空いてしまった。(通常は1か月)
ネットで予約しようとしたが、先までいっぱいで取れなかったのだ。

髪が伸びてボーボー・・という程でもなかった。
若い頃より髪の毛が細くなり、ペタッとしているからだろう(笑)
むしろ1か月半くらい経つと、ボリュームが出て程よく見える。
若い頃のように「鬱蒼とした」とまではいかないが・・・
これから床屋に行くのは、このくらいの間隔でもいいかもしれない。

現在はネットで床屋の予約をする仕組みがあるので、それを利用している。
しかしスケジュールが埋まっており、希望の日付では取れずに、1週、2週と先にずれることがある。
何か月も先の分まで予約を入れてしまうか・・と書いた事もあるが、なかなかそんな先の予定など分からない。

以前は当日電話すれば、〇時に来てくれれば何とか時間を調節して対応しますよ・・という事も多かった。
ネットの予約システムになって、かえって不便になったのではないか・・・
と言ったら、今でも対応できる場合もあるから、試しに電話して欲しい・・と言う。

カットや髭剃り、パーマ、マッサージなど、お客によって内容が異なるため、当然かかる時間も違ってくる。
ネットの予約だと、選んだ項目から計算した予想時間でスケジュールを埋めるのだが、実際にはそれより早く終わってしまい、手が空くこともあるらしい。
またカットや仕上げなど肝心のところだけを担当者がやり、他は若手などに任せる・・という方法で、並行して同時に何人かに対応する場合もある。
そういう頭を使ったアナログ的な運用は、どうしても必要なようだ。
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アンカレッジブーツ


Z9 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S

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KEENのアンカレッジ ブーツ III。
サイズは26。
色はダーク・アース/マルチ。


(Z9 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S)

今年はKEENの靴がなぜか増えていく。
自分の足の形が、必ずしも同社の木型と合っているわけではないのだが、なぜか見ているうちに買ってしまう。
(セールで安くなっていたこともあるが・笑)
多分「もの」として、つい欲しくなるような魅力があるのだ。
ネットで画像とコンセプトを見ただけで、購買意欲がそそられるというのは、販売戦略が優れているのだろう。

KEENの中でも傑作との呼び声が高いアンカレッジ・ブーツだ。
極めて高い実用性を備えた防水ウィンターブーツ。
サイドゴアブーツは既に何足か持っているのに、結局このブーツも外すわけにいかなくなった。(特にサイドゴアが好きな訳ではないのだが・笑)
それほどウインターブーツとして機能面で優れているのだ。

アンカレッジ ブーツ IIIは多くの特長をもつ。
透湿性のある完全防水モデルであること。(例のシリコン液を浸透させた防水フルグレインレザーだ・笑)
リサイクルPETを使用したライニングは保温性が高く、地面からの冷気も伝わり難い仕様であること。(冬が厳しい地域に住む人たちが愛用するるほどで、履いただけで暖かさを感じる)
低温下でも硬化しづらく、雪や凍結路でのグリップ性能の高いラバーソールを持つこと。(何でもタイヤメーカーの技術を活用しているらしい)
サイドゴアのため簡単に着脱でき、本格的なアウトドア性能を持ちながらもカジュアルにも使えること・・・などなど、盛り沢山である。


(Z9 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S)

お店での試着無しで、エイヤッで26を選んだ。
ZOZOMATでは例によって26.5がベストと出るのだが、経験上サイドゴアの場合の数値はあまり当てにならない。
今までの例から言うと、25.5でもいいかもしれない。
しかし冬用のブーツなので、厚手の靴下と組み合わせる場面が多いだろう・・と考えて26にした。

少しルーズなフィッティングではあるが、まあ実用上は問題ない感じだ。
このブーツの場合、恐らくこのサイズで正解だろう。
緩めではあるが脱げることは無いし、つま先の寸詰まり感もないので、リラックスして履くことが出来る。
恐らく25.5でも履けるであろうが、その場合捨て寸は短めになり、厚手の靴下と組み合わせるとパンパンになるであろう。

結局サイドゴアって、かなりアバウトな履物なので、緩ければ緩いなりに履けてしまうものなのかもしれない。
最初はちょっと緩めかな・・とも思ったが、一日履いて歩いていたら、そのうち馴染んで不満は感じなくなった。
そもそも足の形自体が立体的で、しかも刻々と変化するので、完全にフィットすることはまず無いのだ。
特にサイドゴアの場合は、靴下やインソールで調整すればいいや・・くらいの気持ちで選ぶのが正解なのだろう。

表面の革はブラウン系にしたが、もともとムラや傷などのある素材のようで、この色だとそれが目立つ傾向がある。
僕はこういう革は大好きなのだが、傷ひとつ無いまっさらなものを望む人には向いていないかもしれない。
KEENのサイトにも、革製品なので1点ごとに異なる表情があり、「シワやキズも革本来の特徴、風合いとしてご理解いただけますと幸いです」と書かれている。
例によってデザインは、上から見るとドーンとしているのだが、アッパーの中央に縦に1本縫い目が入る分、少しスマートと言えるかもしれない。
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還暦


Z9 + NIKKOR Z 24-70mm f/4 S

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今度は本当の誕生日。
家族で還暦のお祝いをした。

エルメのケーキにろうそくを1本立てた。
お祝いにフランス製の赤茶のマフラーをいただいた。
久しぶりにワインを飲んで酔っ払った。

ちょっと食べ過ぎたかな・・・
まあ、今日は特別だからいいや。


(Z9 + NIKKOR Z 24-70mm f/4 S)
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