血豆


FUJIFILM X100V

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仕事で撮影していて、三脚の脚を縮めようとした。
その際に、バシャーンと勢いよく小指の肉を挟んでしまった。
ギャッと悲鳴を上げるような痛み。
程なく内部に血が溜まりだして、やがて大きな血豆になった。

僕はよく三脚に指を挟む。
だから三脚は大嫌いなのだ。
・・・と言っても、これだけ持っていると説得力がないが(笑)

以前はジッツォでよく指を挟んだ。
あの冷たくて硬い金属のかたまりに指を挟むと本当に痛い。
特に脚を固定させる金具が危ない。
そのため脚を開く時は、慎重にやるのが習慣になり、最近は滅多に挟むことは無くなった。

今回はジッツォではなく、マンフロットのビデオ用の三脚でやってしまった。
安価なもので作りも華奢である。
だから油断していた。

肩にカメラを提げたままの中途半端な体勢で、三脚をスイスイと折りたたもうとした。
そこでバシャッと挟んでしまったのだ。
脚の伸縮の作業なので、つい流れに乗ってやってしまった。
甘く見た報いであろう。

小指の腹の部分に、挟んだ形に細長い血豆が出来て、みるみる大きくなり、はち切れんばかりに膨らんできた。
小高い丘のように指の表面から飛び出している。
これは・・・潰したいなあ・・・
痛いし膨らみが邪魔だし・・・内部の血を出してしまいたい。

針をアルコール消毒して、血豆に斜めに刺してみると、血がビュッと飛び出してきた。
血豆の横からギュッと絞るように押すと、どんどん出てくる。
それをティッシュで受けるのだが、白い紙のあちこちに赤い染みが出来ていく。

まだ内部で出血しているのか、絞ればいくらでも血が出てくる。
血豆が小さくなれば止まるだろうと思ったのだが、これは予定が狂った。
毒素を流してしまうためにも、どんどん出した方がいいだろう・・と思い、しばらく血を出す作業を続けた。

これでは切りがないと思い、あるところで血を絞り出すのは止めて、上から絆創膏を貼った。
最初はガーゼが赤く染まったが、程なく落ち着いてきたようだ。
かなりヒリヒリはするが・・・

それにしても、小指に絆創膏を巻いただけなのに、日常の作業でけっこう邪魔になるのだと分かった。
指は5本あるが、それぞれの指が意外に重要な役割を果たしている。
三脚に指を挟んだせいで、何日か悩まされそうだ。
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