北海道・三日目


SIGMA DP1Merrill

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帰宅している。
残念なことに、最終日も天気には恵まれなかった。
まあこういうこともある。

レンタカーを運転して、遠回りしながら、のんびりと空港に向かった。
洞爺湖から支笏湖に向かい、そこから一度海べりの苫小牧に出て、最後に千歳に向かった。
そのコースを選んだ理由が、特にあるわけではなく、ただ思いつきで走った。

真っ直ぐな道が多くて、何キロにもわたって信号が無い。
昔なら我慢できずに飛ばすところだが、そこは年の功で(笑)、ストイックな運転に徹する。
やんわりとアクセルを踏んで、スーッとフラットに走る。
車はマツダのアクセラ・スポーツという機種で、まあまあスポーティな5ドアであった。
燃費計がインパネにあるので、常に気にして走ったが、大体14~15km/Lというところのようだ。

帰りの飛行機は奮発して、プレミアムシートにした。
今回は結婚記念日も兼ねた夫婦二人の旅なので、少し贅沢もいいだろう。
機体は今や旧式となったボーイング747ジャンボであるが、その一番先頭の尖った部分に乗った。
シートが大きくて、足元にたっぷりと余裕があり、オットマンが付いている。
ヘッドフォンは通常より音がよく、専用のスリッパが用意され、お品書きのついた食事が出る。
しかし一番の違いは、客室乗務員の女性が、○○様と名前で呼んでくれるところだろう(笑)
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北海道・二日目


SIGMA DP1Merrill

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洞爺湖のホテルにいる。
今日は朝から曇り、途中から雨が降り出した。
残念ながら天候に恵まれない一日であった。
光が無く、視界も悪く、ほとんど撮影は出来なかった。

気温は30℃前後で、海が近いこともあり少し蒸すが、関東に比べればはるかに過ごしやすい。
歩けば少し汗をかく程度だ。
もちろん現地の人には、それでも十分に応える暑さのようだ。
朝食の時に隣の席の人が、まったく30℃を超えたら死んじゃうよ・・などと話していたが、それは40℃の間違いではないか・・と言いたくなった(笑)

今日は車で羊蹄山やニセコの方まで行ってきた。
あまり面白いものがある場所ではなく、ただのんびりドライブしただけであった。
信号がほとんどないので、ほぼ計算通りの時間で目的地に到着する。
車のインパネにある燃費計が気になって、少しでもいい数値を出そうと、ついエコドライブになる。

上の写真は、今日の明け方にホテルの部屋から撮ったもの。
ガラス越しに撮影している。
ホテルは高台にあり、ご覧の通り部屋から洞爺湖が一望できる。
ロケーションとしては最高の場所といえる。
今回の休暇は、どうやら天候に恵まれそうもないので、ホテルで美味しいものを食べて、ゆっくり過ごすことにする(笑)
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北海道


SIGMA DP1Merrill

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北海道に来ている。
朝早くの飛行機で千歳まで来て、レンタカーを借りた。
今は洞爺湖のホテルにいる。

高速は使わず、途中のんびりと、あちこちに寄りながら移動した。
昭和新山が見えたので、懐かしくなって登ってみた。
40年程前に祖母と来た時は、ゴロゴロと赤い岩しかなかったが、今は麓が豊かな緑に覆われており驚いた。

夜は吉兆で食べた。
抜群の味付けでかなり満足し、お店の人ともいろいろと話した。
山に登ったりして疲れていたこともあり、熟選を飲んだら酔っぱらってしまった。
思わずベッドで寝てしまい、夜中に起きだしてここを更新している。

今回は短期間で帰るので、その分密度の濃い旅行になりそうだ。
とはいえ何の予習もしていないので、ナビを見ながら行き当たりばったりの旅である。
父親が北海道の出身なので、ここは第二の故郷ともいえ、見知らぬ場所に行くのとは少々違う。
明日もこのパターンでいくことになるだろう。
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旅行


SIGMA DP1Merrill

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明日の朝が早いので、今日は早めに寝なければならない。
お盆休みを利用して、小旅行に出かけるのだ。
ただし仕事があるので、すぐに帰ってくる。
けっこうハードなスケジュールである。



今日の時計ベルト。
パテック・フィリップ・カラトラバ3923に、モレラートのアリゲータのベルトのバーガンディをつけた。

正式な機種名が不明のアリゲータのベルト。
海外オークションで安く売られていた。
サイズは17-14だが、日本で売られている同社の現行機種には、該当するものが無い。
海外で売られているモデルか、あるいは旧型なのかもしれない。

カラトラバには、バーガンディが合うのではないか・・とずっと考えていた。
今回たまたまセール品をみつけたので、相性を試す意味で、ひとつ落札してみた。
マッチするようなら、正式にこの色でオーダーしてもいいかな・・と考えた。



バーガンディというのは、強い色のわりに、受け入れの間口の広い色だと思う。
様々な時計との組合せで、予想外の相性を見せる。
このベルトの場合、残念ながら質感は価格相応であるが、それでもこの組合せは悪くないと思う。

ただ時計として美しくても、服装まで含めたコーディネートを考えると、かなり扱いにくい色ではある。
ご存知の通り、最近は靴やベルトにも凝っていて、それらとのコンビネーションが頭にある。
この組合せを生かすとなると、ワインレッド系の靴が欲しくなってくる。

時計ベルトに合わせて、靴を購入するのだ(笑)
まあ、それはそれで面白いのだが・・・

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久々の三脚


SIGMA DP2Merrill

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暑い日が続いているが、それでも外出した。
少し暑さに慣れてきたような気もするが、それが危ないのかな・・・

お盆休みに旅行に出かけるので、荷物をリュックに詰めている。
カメラは、随分悩んだが、今回も軽いシグマ3台で行くことにした。
当初はニコンで準備したが、大荷物になり、撮影のために行くみたいになってしまう。
それでも昔は強引に出かけたものだが、今はあまり趣味に体力を割けられない身の上・・・

ところで、小さいコンデジのために、いつもの大きな三脚を持っていくのはナンセンスだ。
といって今まで頑丈なものばかり買っていたので、手持ちにピッタリの三脚が無い。
仕方なくヨドバシに三脚を見に行った。
また三脚病が始まらなければいいが・・・(笑)

現在ジッツォの00型という小さいバサルト三脚を持っていて、シグマのDPシリーズ用として重宝している。
この三脚、今はすでにラインナップから外れているようだが、コンパクトカメラ用としてなかなか便利である。
しかし最大の欠点は全高が低いことで、目一杯伸ばしても90数センチにしかならないため、限られた用途にしか使えない。

今回必要な三脚の条件は・・・
・とにかく軽いこと。1kg以下が好ましい。
・収納時は30cm台になること。出来ればリュックに入る大きさだといい。機内持ち込み可能(60cm以下)なのは当然。
・伸ばした時の高さは最大で130cm以上欲しい。
・コンデジにしか使わないので。強度はほどほどでいい。
・なるべく安いこと。
・ボールヘッドであること。(自分で取り付けてもいい)
といったところ。

もうひとつ、クイックシューが付いていることを条件に入れていたのだが、考えてみたら、少しでも軽くしたいのに、カメラ全部にクイックシューを履かせるのも馬鹿げている。
無理にクイックシューに拘らなくても、ネジで都度留めればいいではないか。
そう気付いて、その要求は切り捨てることにした。

三脚選びというのは、論理的なものである。
最初に条件をあげて、それに合致するものを機械的にみつけさえすればいい。

結局ベルボンの安い三脚を選んだ。
オモチャのような三脚であるが、ほぼすべての項目を満たしている。
しかもカードのポイントで、ほとんどお金を払わずに購入できた(笑)

帰り道、また中途半端なものを買ってしまったか・・と少し不安になった。
しかし論理的な要求を満たしているためか、開梱していじってみたが、とりあえず不満は感じない。
ケースまで付いていて、リュックにも無理なく収まった。
後は実際に使用してみてどうか・・である。
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アブラゼミ


D2X + Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

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工場の庭を歩いていたら、今年はアブラゼミの抜け殻がやたらに多いことに気付いた。
樹上はもちろん、低い草の裏側や大き目の石の表面、コンクリートの壁・・・地面とつながっているあらゆる場所に、抜け殻がくっついている。
中にはいくつもの抜け殻が、覆いかぶさっているものもある。
どうやらアブラゼミも当たり年らしい。

幼虫の時に地中で数年間過ごす筈だから、周期的に多く発生するのかもしれない。
アブラゼミが何年間地中で生活するのか調べてみたら、どうやら正確にはわかっていないようだ。
7年と書かれた文献が多いようだが、それは間違いらしく、平均5年程度で、環境によって1、2年ずれる・・という説が有力らしい。

樹木に産卵し、そのまま越冬して翌年孵化、地面に下りて地中にもぐり、数年後再び出てきて羽化する。
卵から成虫になるのに、全部で5年ほどかかるということだ。
成虫になった後は、1月ほどで死んでしまう。
一生で一番長いのは幼虫の期間だが、その間ずっと暗い土の中で生活し、根から樹液を吸って生きている。

あの見るからにアブラゼミ・・という風貌も面白い。
ジリジリという、油で炒めるような泣き声から付けられた名前だという。
考えてみれば、羽が不透明で、しかもあんなに強い色をしたセミは他にいない。
普段見慣れているから驚かないが、存在としては珍しい生物かもしれない。

郊外にある工場にはアブラゼミがいっぱいいて、桜の木の下に行くとジジッ・・と鳴いて何匹も逃げていく。
東京の中心では、むしろアブラゼミは少なくて、ミンミンゼミの方が多い。
丸の内のビル街で、突然ミーンミンミン・・という鳴き声が、街路樹から聞こえてくることも珍しくない。

アブラゼミは、場所によって数が減少しているそうだが、その原因も諸説あるようだ。
乾燥に弱く、湿った土を好むため、都市部に住みにくくなっている・・という調査結果があるが、その条件に必ずしも合致しない地域もあるという。
地域によって習性が違うという、捉えどころの無いセミである。
東京の中心部では、かつては大量にいたアブラゼミであるが、急激に見なくなったから、気候の変動も関係しているかもしれない。
しかし、何か他に未知の原因があるような気もする。

Wikipediaによると、野鳥捕食説という面白い説もあるようだ。
アブラゼミは野鳥に襲われた際に、周辺の樹木に隠れようとする習性があり、隠れ場所の少ない都市部では捕食されやすくなるのだそうだ。
一方どこまでも飛んで逃げていくクマゼミの場合は、逆に開けている都市部で有利になり、その結果、地域によってはアブラゼミからクマゼミに入れ替わったというのだ。
実際、天敵である野鳥による捕食率は非常に高く、ほとんどのアブラゼミは野鳥の餌になる運命にあるという。

これだけ身近な生き物でありながら、生態に謎の部分が多いというのが面白い。
地中にもぐってしまうから、研究が難しいのは確かなのだろうが・・・
グロテスクな外観のせいか、秋が近付き死にかけたアブラゼミが、足元で逆さになっていても、気にもかけない。
しかしこうして調べてみると、どこか哀愁を感じさせる生き物である。
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暑い一日


D2X + Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

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今日はさすがに暑かった・・・
こんなに暑さを息苦しく感じるのは、歳をとったのか、環境が変化したのか・・・
数年前は40度近い日に写真を撮りに行っているから、歳をとったことも少なからず影響している。
こんな中でサッカーしている子供もいるが、僕があんなことさせられたら死んでしまう(笑)
明日も仕事だが、また暑い一日になりそうだ。



今日の時計ベルト。
ジャガー・ルクルトのアンティーク2針に、ジャン・ルソーのオーストリッチのブラックをつけた。

普段使うことの多い、お気に入りの時計である。
そのルクルト用に、黒いオーストリッチのベルトを、ジャン・ルソーにオーダーしてみた。
オーダー品で素材にオーストリッチを選んだのは、今回が初めてだ。

時計の持つ上品な雰囲気を、損なわないように気をつけて、仕様を決めた。
革はオーストリッチのブラック、糸の色も革と同色のブラック、サイズはクラシカルな18-14とした。
裏材にもアンチスエットのブラックを選び、表も裏も黒で統一する。
定革は2連の固定式・・・と、この辺はいつものお気に入りの仕様である。

ベルト先端部を尖らせてもらい、アンティークに合うエレガントな形状にした。
ステッチはミシン縫いであるが、縫い目の間隔を目一杯細かくしてもらった。
黒地に黒のステッチなので、ミシン縫い特有の粗さは目立たないが、むしろこの細やかなステッチが見えないのが惜しい。

長さは、両開きバックルの使用を前提として決めた。
写真ではバンビの三つ折れ式バックルを付けているが、これは撮影用に応急で付けただけ。
なお小判穴は開けていないので、通常のバックルの取り付けは出来ない。



この時計専用に使うことを意識したベルトを、今までもいくつか考えてきた。
どれも黒いベルトであるが、これぞという決定版が出来なかった。
今回はどうだろうか・・・

まあ、無難にまとまってはいる。
悪くは無いのだが、正直なところ、驚くほどいいわけでもない。
ベルトが控えめでストイックなところは、この時計の品の良さにマッチしているのだが・・・

実は、時計のグレードを考えると、アリゲーターの竹斑の黒が、一番マッチするのはわかっている。
高価ではあるが、思い切って御三家で1本作ってしまえば、それで決定版となるだろう。

しかしあえてそれをしないのは、将来シルバーのより高級なドレスウォッチを買いたいと思っているからだ。
棲み分けるためにも、ルクルトには意識して他の革を使っている。
黒のアリゲーターは、そちらの時計に取っておくつもりだ。


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当たり年


D2X + Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

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今年はカブトムシの当たり年かもしれない。
郊外にある工場に行くと、毎日のようにカブトムシを採集出来る。
夜中に灯りに飛んできて、しばらく付近を飛び回り、明るくなると物陰に隠れる。
木の幹の穴や、地面の柔らかいところ、テントハウスのシートの裏側などに、こっそりと隠れている。

樹脂製の大きな収納ボックスをホームセンターで買ってきて、土と木をたっぷりと入れて、ワイヤと金網を使ってふたを自作した。
捕獲したカブトムシをそこに入れるのだ。
ところがすぐにいっぱいになってしまい、あと数個ボックスを買い足した。

男の場合、大抵カブトムシには目が無い。
皆がこぞって集めてきては、嬉しそうにボックスに入れる。
そんなものに興味ない・・という顔をしている人まで、箱に入れて持ってくる。
出勤途中の道や、会社の庭などを歩いて、路上に落ちているカブトムシを拾ってくるのだ。
聞くと誰もが、子供の頃はずいぶんと集めたという。
自称ベテランが多いわけである(笑)

集めたカブトムシを、日陰に並べてあるボックスに入れようとすると、そのふたの外側に、別のカブトムシがくっついている。
中にある虫ゼリーの匂いにつられて、どこかから飛んでくるのだ。
当然それも捕まえて、ボックスの中にポイと入れる。
それほど今年は豊漁である。

工場の近所に住む、仕入先の営業の男性と話していたら、自宅のそばにある大木に、かなりの数のカブトムシが集ってくるという。
最初はそれを捕獲しようと、けっこうな数の人たちが木の周りに来ていたが、最近はもう飽きてしまい、虫類はそのまま放置されているらしい。
カブトムシやノコギリクワガタが中心で、そこに蛾やゲジゲジなど得体の知れないものも来る。
時々スズメバチが飛んでくるので、その時は慌てて逃げるという。

翌日の朝早く、その男性がプラスチックのケースをいくつか提げて事務所に立ち寄った。
カブトムシとノコギリクワガタが10匹ほど入っている。
お土産ですといって、ガサゴソと動く音のするケースを机の上に置いた。

暗いうちに捕りに行って、まず十数匹捕まえたのだが、それは遊びに来ていた親戚の子供に全部持たせた。
その後もう一度木まで戻り、さらに10匹ほど捕ってきたという。
木の上の方を懐中電灯で照らすと、まだまだ大量にいるようだが、そちらは届かないので採集は難しい。

虫を捕るのは好きなのだが、ここまで沢山いると、わざわざ自宅で飼う気にはなれないので、全部あげますという。
それを出勤の途中に届けてくれたのだ。
まあ「秘密の木」の場所は内緒にしておきましょう・・・そう言って、男性は自分の会社に向かった。
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値上げ


SIGMA DP1Merrill

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資材メーカーからの来客が相次ぐと思ったら、どれも用事は値上げの申請だ。
1ドル100円前後でほぼ落ち着いてきたので、ここでいよいよ値上げに踏み切ろうということだ。
120円くらいまでいく・・という予想もあったため、今まで様子を見ていたのだ。
しかしいつまでも我慢できるものでもない。
当然市場での製品価格もどんどん上がるだろう。
モデルチェンジして実質的な値上げをしたり、設計変更してコストダウンを図ったり、各社大変だと思う。



今日の時計ベルト。
ユリス・ナルダンのサンマルコに、ジャン・ルソーのシャークのブラックをつけた。

ジャン・ルソーはアリゲーターを中心に商品を展開しており、それ以外のレザーに関しては種類が少なめである。
顧客の多くがアリゲーターに集中する為、それ以外の革は、一般に高級とされるものでも、ラインナップの中では中途半端な存在になってしまうようだ。
カーフ、オーストリッチ、リザード、ガルーシャ、ラバーなどがあるが、中でシャークに関しては、アトリエでも時折見かけるので、比較的人気の高い革ではないかと思う。

サンマルコ用のベルトの決定版として、そのシャークを素材に作ってみた。
表面はシャークのブラック、ステッチは手縫いで色はダークグレイ、キーパー(定革)は2連の固定式とした。
裏材もアンチスエットレザーのブラックにして、全体を黒で統一し、シャークの精悍さを強調した。

長さは両開きバックルの使用を前提に決め、ベルト先端部を尖らせてもらった。
その場合、先細りの形状になるため、キーパーから飛び出す部分の外観上のバランスを考慮して、6時側を5mmほど長く作る。
穴は自分の腕に位置を合わせて3個のみとした。



シャークのベルトは、既製品としてもいろいろ出ているが、さすがオーダー品は一味違う。
けっこうな高級感があり、この鮮やかな文字盤と、品質面でのマッチングがうまく取れている。
ナルダンのグレードを主張するに、ふさわしいベルトといえる。

ブルーのサンマルコと組み合わせるベルトとして、つい同じブルー系を考えがちであるが、いろいろ組み合わせてみて、むしろ黒のほうが、この鮮やかな文字盤の色を際立たせることが出来るとわかってきた。
しかしこれだけ特殊な文字盤となると、ベルトもそれなりに主張しないとバランスが取れない。

その点シャークはドンピシャリの素材と言っていいだろう。
この素材特有の「凄み」が、時計全体の雰囲気を引き締め、なかなかの演出をしてくれる。
経験からサメの革は硬い・・というイメージがあったが、素材としてはそんなことはないそうで、実際ほどほどにしなやかな仕上がりになっている。

やはりこの時計に関しては、チョイ悪系のイメージでまとめたくなる(笑)
この組合せであれば、例えば身に着ける革製のアイテムをブラック中心にまとめ上げ、ワンポイントとして、腕に鮮やかなブルーの文字盤を持ってくる・・という、カッコいい使い方が出来る。
初めに時計ありき・・で、時計を中心に他の部分を考えたくなる組合せである。
サンマルコのベルトとしては、なかなかの成功例と言えるのではないか。


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湿気


SIGMA DP2Merrill

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外は凄い湿気だ。
このところ外に出るだけで、妙に息が苦しくなることがある。
気温は大したことないのに、胸が苦しくなるのだ。
これって熱中症なのだろうか?

熱中症といえば、最近は熱中する対象が、時計ベルトから靴に移っている。
週末には、東急ハンズで靴磨きの道具を買ってきた。
エプロンまでして、本格的に取り組んでいる。

今日は楽天から、靴を鏡面仕上げにするクリームが届いた。
早速今晩にでも試してみようと思っている。

まったく、不調なのか好調なのかわからない・・・



今日の時計ベルト。
ロレックスのオイスターデイト6694に、ジャン・クロード・ペランのバッファローのブラックをつけた。

カン幅19mmの手巻のオイスターデイトと組み合わせることを前提に、J.C.ペランにオーダーしたベルト。
革はバッファローのブラック(PB23)、シェイプはR型、幅は19-16、ステッチは標準仕様の手縫いのシングル、糸色は革と同色の黒にした。
裏面はもちろんアンチスエットのラバーを指定した。

一応要望事項として、しわを多めに、艶消しで、かつ柔らかく仕上げて欲しい・・と頼んだ。
しかし、なかなか言った通りには作ってくれないから、そのつもりでいて欲しいと、後ほどお店から連絡があった(笑)
まあ、そうだろうと思う。
そこがペランの面白いところでもある。



どこまでも「地味」なオイスターデイトと組み合わせる、決定版のベルトのつもりで発注した。
ベルトも時計に合わせて、徹底的に地味な仕様にしてやろうと考えた。
普段から付けっ放しで使用し、使い潰すベルトにする予定である。

しかし出来上がってみると、本当に地味そのもの・・(笑)
そう頼んだのだから仕方が無いが、ちょっと拍子抜けするほど「普通」である。
何だ、ただの黒いベルトじゃん・・と言われればその通りで、何の反論も出来ない(笑)

要望も、案の定あまり聞いてもらえたとはいえない(笑)
シワは普通より多い程度、表面にはけっこう艶があって、厚さ4mmのR型を選んだこともあり、曲げてみると硬さが少し出ている。
予想していたものと、少しずつ誤差がある(笑)
まあ材料のバッファローの革がこれしかなかったのだろう。

糸はダークグレイのほうがよかったか・・シェイプは3mmフラットのN型のほうがよかったか・・と後になって考える。
もう一工夫すべきだったかもしれない・・と後悔した。
いつものことだが、出来上がってから、改良すべき点が出てくる。

しかし使っているうちに、だんだん気に入ってくるから不思議である。
何の主張もせず時計に寄り添い、しかしよく見るとクオリティは既製品を凌いでいる・・
現場で作業するときも、スーツを着るときも、まったく違和感無く溶け込んでくれる。

かなり渋いベルトである。
腕の裏側にちらりと目をやると、ベルト先端部の美しい形状は、ペランのそれに他ならない。
このベルトは、着ける当人だけが理解している、まさに「密かな楽しみ」といえるだろう。

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追跡


SIGMA DP2Merrill

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先日に引き続き、グーグル・マップの話。
ストリート・ビューのデータが、いつの間にか新しいものに更新されていたので、自宅や会社の周辺を見ていた。

工場の敷地の周りを移動してみる。
車で行くのが厳しい細い路地にまで、ストリートビューの映像が延びている。
回転半径の小さい小型FRの1シリーズでさえ、下手をすると切り替えしが必要になる曲がり角のある道だ。
しかも踏み外すと1m程の段差があるので、非常に危険な場所でもある。

そこをすんなりと、ストリートビューの映像は通過している。
(実際にすんなり行ったのかどうかは不明だが・・・笑)
ストリートビューの撮影車両は、以前はニッサン・ティーダとかトヨタ・プリウスとか言われていたが、かなり小回りの効く車を使っているのだろう。
一度撮影しているところを見たいと思っていたので、知らないうちに目の前を通過していったかと思うと、ちょっと残念だ。

画面上で、そのままぐるっと工場を一周してみる。
すると会社の駐車場のいつもの位置に、僕の車が「ない」のに気付いた。
あるいは出張の最中かとも思ったが、撮影時期を見ると出張に行かなかった月である。
隣の駐車場には社員の車は停まっており、多分僕も工場に来ている日のはずだ。

恐らく、銀行かどこかに出かけているのだろう・・・
何となく、追跡してみようと思い、そのまま道を辿っていった。
何度も矢印をクリックして、街の中心部に向かって、延々と画面の中の道を進んでいく。

ところが、行きつけのスタンドの横を通った時にビックリ。
見たような車が、スタンドの洗車機の横に置かれているではないか。
ナンバーこそ消されているが、間違いなく僕の車だ。
洗い終わってきれいになった120iが、ポツンと置いてある。

スタンドで洗車をお願いして、それが完了したところのようだ。
肝心の僕は、どこにいるのだろう。
会社の事務所に一度戻ったのだろうか・・・
しかし真夏の炎天下なので、歩いて戻るとも思えない。
きっと待合室で、のんびりお茶でも飲んで、洗車が終わるのを待っているのだろう。

待合室を拡大して見ると、椅子に座るお客らしきシルエットが見える。
あらら・・・
よりによって、仕事をサボっているところを記録されてしまったようだ。
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お店巡り


SIGMA DP2Merrill

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昨晩は疲れていたらしく、夜になってベッドに横になったら、そのまま熟睡してしまった。
というか、横になったのを覚えていない。
ちょっと油断して休んだら、そのまま寝入ってしまったようだ。

起こされたら真夜中で、それから風呂に入った。
で、今度は眠れなくなってしまった。
そこから先は、どうして・・・と笑われるかもしれない。
仕方ないので、靴を出してきて、ひとつずつ磨いてみた。
磨き方のサイトをよく読んで、何足かの靴を磨き上げた。

明け方になって少し寝たが、朝食を食べるために一度起きた。
眠い状態でパンをかじった。
しばらくテレビを見て、それからまたベッドで一眠り・・・
再度起きたときは2時過ぎであった。

放っておくと、どんどん生活が乱れていくのがわかった。
その後、Mrs.COLKIDと昼食に出てから、僕は銀座周辺のお店を回り、それから床屋に行った。
帰りに山野楽器で「風立ちぬ」のサントラを買って、今聞いているところ・・・

実はこの数日間、日本の靴メーカーの直営店をいくつか回った。
商品を扱っているお店が限られていて、なかなか実物に触れることの出来ないメーカーもある。
しかし靴ばかりは、実際に履いてみないと買う気になれない。

ネットでもそういうサービスはあるが、お店で実物を見て話を聞けば、他にもっといいものに巡り合うことも多い。
実際お店に行ってみて、考え方がずいぶんと変わった。
いつものスコッチグレイン、直営店の多いリーガル、お店の少ない大塚製靴、三陽山長などに行った。
幸いどこも家から数十分で行ける範囲にある。

僕の足の幅はほぼ3Eサイズといっていいのだが、中には2E、あるいはシングルEしか作っていないというメーカーもある。
ところがその2Eというのが、靴の種類によって大きめだったり小さめだったり、しかもお店に行くとちゃんと3Eもあったりと、とにかく話がどんどん変わってくる。
実際に履いてみたら、あるメーカーの靴は、大きめのシングルEがぴったりだったりもした。

もっと驚いたのは、靴下の厚みがかなり影響するということで、フォーマルな靴の場合は普段と違う薄手の靴下を履いて使用するので、他の靴とは適合サイズが違ってくる・・ということだった。
5本指ソックスなど、指の間に生地8枚分も多く挟まるため、1センチ近く変わるという。
お店に行くと、ネットには出していない機種や、セール品などもあり、当初頭に描いていた計画を修正せざるを得なくなる。
靴は現実にお店で実物を見なければだめだ・・ということを思い知った(笑)
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二日酔い


SIGMA DP2Merrill

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朝から出社して仕事をしたが、昨晩遅くまで飲んだこともあり、二日酔いでいまひとつ調子が悪い。
コンビニで液キャベを買って飲んだ。
それでも頭痛と軽い吐き気が残っている。
基本的に酒は飲まないタイプなので、二日酔いになることなんて滅多になく、どう対処したらいいのかわからない。

昨日は帽子をかぶって行ったが、そんなのは僕一人だった(笑)
お前いつもその格好で会社に行っているのか?と問われた。
銀座辺りだと、歩いている男性の半分近くが帽子をかぶっていることも珍しくないが、昨晩は普通のオフィス街だったので、そういう人はいなかった。
平日の夜・・ということもあったかもしれない。

しかし50歳を過ぎたのだし、もう自由な格好をして歩いてもいいのではないか・・と言う人も多かった。
上下に挟まれて、人の目を気にしながら生きる生活なんて、そろそろ卒業したい・・という思いを、みな抱いているのだ。
どちらかというと堅物だった僕が、そういう行動に出たことで、幾人かの考え方が変わり、今後は帽子が流行るかもしれない(笑)

50歳を過ぎたところで、急にクラス会や同期会が多くなってきた。
今回は高校時代の同期生と会ったが、小中学校、あるいは大学の集りも増えているという。
子育てが終わりつつある人が多く、人生に一区切りがついたということだろう。
出席できる境遇にある人しか集らないから、メンバーがいつも同じ顔ぶれになるのは、仕方のないことだ。
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同窓会


SIGMA DP2Merrill

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高校の同窓会に行った。
金曜の夜ということで、会社を早めに退社して出かけた。
帰りは終電に間に合わず、タクシーで帰ってきた。
50歳を超えると、こういう集まりが多くなる。
今日は遅いのでこれで・・・

下は東京タワーから見た高解像度のパノラマ写真だそうだ。

Tokyo Tower Gigapixel Panorama
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ゴーヤ


SIGMA DP1Merrill

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郊外にある工場に行くと、社員の多くは庭の広い一戸建てに住んでいて、本格的な家庭菜園を持っている。
そこでとれた野菜を、毎日のようにいただく。
今年は豊作なのか、いただく量がやたら多い。
今さっき収穫したばかりだという、大きくて艶があって青々とした野菜を持ってくる。
非常に新鮮で、青い香りが部屋に溢れる。

どういうわけか、ここ数日、ゴーヤばかりいただく。
一昨日、昨日、今日と、3日連続で別々の人からゴーヤをいただいた。
白いビニール袋に入れて、大きくて重い新鮮なゴーヤを持ってきてくれる。

僕はゴーヤが好きで、特にあの苦いところが気に入っている。
だからいただくのは嬉しいのだが、さすがに大きいのを毎日では食べきれない。
作る方も、どんどん出来てしまうのか、処分に困っているふしがある。

ゴーヤは大好きなのだとお礼を言って受け取ると、ほっとしたような顔をする。
もらってくれてありがとうと、お礼を言われることさえある。
そして必ず、家族がみなゴーヤは嫌いで、どうしようかと思っていた・・と言う。
中には、私はこんなものどこが美味しいのかわからない・・などと話す人までいる。
それなら何で作るのだろうと思うのだが・・・(笑)

毎日のように出来てきてしまうので、作っている方はある意味困っているようだ。
いただいたゴーヤをタマゴと豚肉で炒めたり、薄くスライスして漬け込んだりして食べる。
作っている人は、多分美味しい調理法を知らないのだろうと思う。
ただ、ゴーヤがあまりに新鮮な為か、苦味が意外に薄く、拍子抜けすることもある。

ま、贅沢な話ではある。
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