湿気


SIGMA DP2Merrill

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外は凄い湿気だ。
このところ外に出るだけで、妙に息が苦しくなることがある。
気温は大したことないのに、胸が苦しくなるのだ。
これって熱中症なのだろうか?

熱中症といえば、最近は熱中する対象が、時計ベルトから靴に移っている。
週末には、東急ハンズで靴磨きの道具を買ってきた。
エプロンまでして、本格的に取り組んでいる。

今日は楽天から、靴を鏡面仕上げにするクリームが届いた。
早速今晩にでも試してみようと思っている。

まったく、不調なのか好調なのかわからない・・・



今日の時計ベルト。
ロレックスのオイスターデイト6694に、ジャン・クロード・ペランのバッファローのブラックをつけた。

カン幅19mmの手巻のオイスターデイトと組み合わせることを前提に、J.C.ペランにオーダーしたベルト。
革はバッファローのブラック(PB23)、シェイプはR型、幅は19-16、ステッチは標準仕様の手縫いのシングル、糸色は革と同色の黒にした。
裏面はもちろんアンチスエットのラバーを指定した。

一応要望事項として、しわを多めに、艶消しで、かつ柔らかく仕上げて欲しい・・と頼んだ。
しかし、なかなか言った通りには作ってくれないから、そのつもりでいて欲しいと、後ほどお店から連絡があった(笑)
まあ、そうだろうと思う。
そこがペランの面白いところでもある。



どこまでも「地味」なオイスターデイトと組み合わせる、決定版のベルトのつもりで発注した。
ベルトも時計に合わせて、徹底的に地味な仕様にしてやろうと考えた。
普段から付けっ放しで使用し、使い潰すベルトにする予定である。

しかし出来上がってみると、本当に地味そのもの・・(笑)
そう頼んだのだから仕方が無いが、ちょっと拍子抜けするほど「普通」である。
何だ、ただの黒いベルトじゃん・・と言われればその通りで、何の反論も出来ない(笑)

要望も、案の定あまり聞いてもらえたとはいえない(笑)
シワは普通より多い程度、表面にはけっこう艶があって、厚さ4mmのR型を選んだこともあり、曲げてみると硬さが少し出ている。
予想していたものと、少しずつ誤差がある(笑)
まあ材料のバッファローの革がこれしかなかったのだろう。

糸はダークグレイのほうがよかったか・・シェイプは3mmフラットのN型のほうがよかったか・・と後になって考える。
もう一工夫すべきだったかもしれない・・と後悔した。
いつものことだが、出来上がってから、改良すべき点が出てくる。

しかし使っているうちに、だんだん気に入ってくるから不思議である。
何の主張もせず時計に寄り添い、しかしよく見るとクオリティは既製品を凌いでいる・・
現場で作業するときも、スーツを着るときも、まったく違和感無く溶け込んでくれる。

かなり渋いベルトである。
腕の裏側にちらりと目をやると、ベルト先端部の美しい形状は、ペランのそれに他ならない。
このベルトは、着ける当人だけが理解している、まさに「密かな楽しみ」といえるだろう。

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