ナイロンベルト


D810 + Carl Zeiss Otus 1.4/55 ZF.2

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初代ジェームズ・ボンドのショーン・コネリーが、007の劇中、ロレックスのサブマリーナにNATOタイプのナイロンベルトを通して使用していたのは有名な話である。
このナイロンベルトは、当初黒地にグレーの2本線のものと思われていた。
しかしその後画像解析調査が行われ、その説は間違っていたことがわかった。

実際には、濃いネイビー地に2本のオリーブグリ-ンのライン、さらにそのラインの両側に赤い縁取りが入っているという。
古い映像のため画質が悪く、微妙な色はわからないし、赤い縁取りも滲みか色収差と判別が付かなかったのだ。
現在はそちらの仕様こそが、正真正銘のボンドストラップだとして販売するメーカーもある。

サブマリーナの中古にこのストラップを組み合わせてみるのも面白いかと思い、ネットで時計本体を探してみて驚いた。
コネリーが劇中で使用したサブマリーナのNo.6538は、希少モデルのようで、ボンドモデルということもあり、いまやとんでもない値段が付いている。
ネットで検索してみると、価格応相談がずらりと並び、表示されているものは、数百万円から1千万円を超えるものまである。

まあそのモデルは特別としても、ロレックスの中古はいずれにしても高価であるから、コスプレのために遊び半分で買うようなものではない。
というか、そこまでボンドに傾倒しているわけでもない。
サブマリーナに似たようなデザインの時計に、NATOベルトをつけて使う程度がいいところかもしれない。
あるいは同じロレックスのもっと安いモデル(要はオイスターデイトのことだが・笑)に、さりげなくこのベルトを組み合わせてみるのも面白そうだ。
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