労災


D810 + AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED

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手の怪我であるが、一応包帯は取れているが、まだ表面に触ると少しヒリヒリする。
むず痒いと言ったほうがいいだろう。
まあ、その程度まで治ってきたということだ。

表面には皮膜が出来て、火傷の痕のように赤みを帯びている。
時々その赤みが強くなり、触ると痛い時がある。
皮膚の下がおかしくなっているのではと配したが、治る時はむず痒くなるのだと、医療関係者の知人から言われた。

困るのは、左手の親指の上側というのは、日常生活の中で強く引っ掻いてしまうことがあるということだ。
普段なら何でもないのだが、傷跡の上からではきつい。
かばんを肩にかける時とか、濡れた雑巾を絞る時とか、シートベルトを留める時とか・・・
まともに擦ってしまい、ウッとなるのだ。

驚いたのは、治療費の支払いである。
最初に怪我をした時、病院から労災扱いにするか聞かれ、そうして欲しいとお願いした。
社員が怪我をした時など、その手続きを僕がやっていたので、労災は慣れたものであった。
病院には最初に1万円ほど治療費を払い、後から書類が整ったところで返却される。

ところが、あなたは労災は使えませんと、後になって言われた。
使えない・・・どういうこと??

聞くと役員には労災は下りないのだそうだ。
いつも社員の労災のためにいろいろ動いているのに、肝心の自分が怪我をした時には使えないとは思わなかった。
そんな事があるのかと、残念というより、ビックリした。
ウチでは役員だって現場で働くから、それなりに危険な作業もやっているのに・・・

仕方なく病院に事情を話して、再計算してもらい、健康保険で支払った。
大した金額ではないのだが、何だかいまひとつ納得できない。
一方会社には僕が怪我した事で、僅かではあるが傷害保険が下りるようだ。
親指の肉を削り取ったことで、痛い思いはしたが、多少は会社に貢献した・・・と言えるのだろうか?
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