反応


D810 + AF-S NIKKOR 85mm f/1.4G

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お陰様で傷の状態は良好である。
スプレー治療を受け始めた頃のような劇的な変化は無いが、日々少しずつ良くなっている。

会社に来るお客様が、左手の包帯を見て、どうかしましたかと聞く。
必ず最初にそう聞かれる。
いや、ちょっとカッターで切ってしまって・・と話す。
まあ、最初の話題としてちょうどいい(笑)

手で親指の上をかすめる動作をして、肉をそぎ落としてしまったんです、カツオブシみたいに・・・と言う。
すると、大抵の人は一瞬凍りつく。
その反応を見て、その話題を続けるか、ほどほどにしておくか決めるようにしている。

傷の話をすると、寒気がするのか、自分の腰の辺りを手で押さえる人が多い。
女性の場合は、足がガタガタしてきたと言う人もいる。
これ以上その話は勘弁してください、という感じである。
その場合は、もう傷は大丈夫ですからと言い、話題を変えるようにしている。

ところが、中には全然平気な人がいる。
ほう・・という顔になり、身を乗り出してくる。
大抵は男性である。
そしてより具体的な状況を聞きたがる。
顔を見ると、目が輝いている。

意外に普段は大人しそうな人が、そうなる場合が多い。
血が出た話をしてもまったく動じず、むしろ楽しそうにしている。
それでその切断した皮膚はどうしたんですか、などと聞いてくる。

この人、猟奇的な趣味があるのかな・・と疑いたくなる。
家ではそういう映画ばかり見ているとか・・・
まあ、こちらから話しておいて、そんな風に決め付けるのも何であるが(笑)
傷のお陰で、人の意外な一面を見ることができる。
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