レンズ


D810 + AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED

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古い眼鏡フレームをいくつか持っているが、レンズを交換していなかった。
原宿の眼鏡店が、アンティークに対応してくれるというので、前回はそこまで出向いた。
しかし少し遠いので、どうしようかと悩んでいた。

ふと思いつき、近所の眼鏡店で聞いてみた。
家から歩いて数秒・・という近さのお店である。
すると、フレームがネジ式であれば大丈夫だという。
灯台下暗しである(笑)

意外にどこのお店でも対応してくれるようだ。
ひとつは1920年代という古いフレームであったが、ネジがちゃんと外れるので大丈夫そうだという。
そのままお店に預けてきた。
対応してくれるということは、こういう需要がある、ということだろうか・・・



ウォークオーバーのプレーントゥ。
黒のカーフ。
ソールはビブラム製ラバー。
サイズはUS8D。
正式な型式等は不明。

80~90年代くらいの製品か・・・
ウォークオーバーと印刷された箱に入っているだけで、詳しいことはわからない。
西宮の古靴店にてゲット。

僕の好きなプレーントゥである。
ごく普通の黒のカーフのプレーントゥを欲しいと思っていた。
できればソールはラバーで、普段気軽に履けるものを・・・
というと、まさにピッタリの条件である。

ガラスレザーのものは持っているが、ごく普通の黒のカーフを持っていなかった。
オールデンのブラウンのプレーントゥを2足持っているので、ひとつを染めてみようかとさえ考えていた。
そんな時、この靴と巡り合った。

その時点では単に気に入って購入したのだが、考えてみれば条件にピッタリ合っている。
これで前から欲しかった「気軽に履ける黒のプレーントゥ」は手に入った・・ということになる。
論理的にはこれで完了であるが、果たしてその通りいくかどうか・・・(笑)

靴としてはスニーカーに近い製品である。
履き口にはクッション材が付けられており、ラバーソールでソフトな作り。
価格も安めであった。
現在の新生ウォークオーバーの製品ではなく、20世紀に作られたオリジナルであるが、基本的に軽くて安価な靴であることに違いは無い。

しかし革質はいい。
さすがにこの年代の製品である。
わずかに皺の入ったしなやかなカーフで、乳化性クリームを与えてブラシをかけてやるだけで、表面に艶が出てきた。
形も今のものより洗練されているようだ。

フィッティングは少し緩め。
特に踵が緩いのだが、ヒールカップが浅めのため、ここにインソールを入れるのは厳しい。
お店のご主人が、前半部分だけにインソールを入れたり、いろいろ考えてくれた。
とりあえずはインソール無しでも何とかなるので、そのまま履いている。
厚手の靴下と組み合わせれば、問題なさそうだ。

実際に履いてみると、スニーカーに近い履き心地で非常に楽。
地味ではあるが、表面の程よい艶から革がいいのが伝わり、見た目も案外悪くない。
古いためか、歩くたびにキュッ、キュッと音がするのが少し残念なところで、革の擦れるところにオイルを塗ったところ大人しくなった。
作りはグッドイヤーの本格的なものなので、コルクが沈み込んできたらインソールを考えてみる。

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