アンティーク


LEICA X1

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eBayでアンティークの時計をひとつ購入してみた。
大した金額ではないのだが、どんなものかと試しに落札したのだ。

ある計画を思いつき、それについては後日詳しく書くが、ちょっと面白い試みに挑戦しようかと思っている。
新しい製品ばかり追いかけてもきりが無いし、誰でもやっていることなので、このあたりで方向を変えてみようと考えたのだ。

しかしアンティークの世界というのは、既に独自の世界が形成されており、素人ではおいそれと手が出せない感じだ。
商売にしている人も多いようで、ロレックスとかオメガとか、価値が評価されているものは確実に高くなってしまう。

この時代のこの会社のものはよくないとか、中の部品が完全にオリジナルでなければ評価が低くなるとか・・・
とにかくそうとうの知識と経験が必要で、とても今日始めてすぐに上手くいくものではない。
ちょっといいなと思うものがあっても、調べたら価値が低く、国内の時計店でずっと安く売られていたこともある。

評価は人によっても異なり、いいとか悪いとか、聞き出すときりがない。
しかも皮肉なことに、世界中の人が公平に見られるというインターネット最大の利点が災いして、それだけの人の目をくぐり抜けることはまず不可能で、結果として掘り出し物に巡りあえないのだ。
買う方にとっては、この世界ならではの醍醐味が味わえないことになる。

ものの本によると、一番いいのは、その時計を自分の腕にしてみたいかどうかで選ぶことだという。
世の中の評価など気にせず、自分の腕に着けて歩くシチュエーションを純粋に思い浮かべて選ぶのが、確かに一番幸福な選択方法かもしれない。

今回購入したのは、ユリス・ナルダンのムーブメントを別のケースに収めたという1950年代の時計で、一応クロノメーターを取得しているらしく、60年近く経っているのに日差1秒程度で動くという。
時計のケースを作る専門メーカーというのがあるようで、このような売られ方が日常的に行われていたようだが、それが価値にどう影響するのかはよくわからない。
アンティーク界での評価はともかく、それだけ正確に動くのなら、ものとしての価値があると思い購入してみた。
まだ届かないが、早速どんなベルトに付け替えるか考えている(笑)



今日の時計ベルト。
昨日丸の内のアルキメデス・スパイラルで見つけた。
お店で革を用意して職人さんに依頼し、1点ものとして作ったベルトだそうだ。
お客さん側から素材を提供するという、大変面白い企画だったようだが、商売として成り立たなかったため立ち消えになったらしい。
かなり革好きな人の考えた企画と思われる。
今は在庫が数点あるだけで、たまたまその中に気に入ったものがあり、さらにサイズも合うものがあったら「買い」である。

シボの入った青みがかったグレーで、ちょっとメタリックに光る変わった素材のベルトで、サイズも20mmだったので購入してみた。
在庫売り切りなので価格も非常に安かった。
特に高級な素材ではないようだが、アクアテラによく合っている。
ただこれ1個で終わりかと思うと、勿体無くて使うことができない(笑)
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