雷雨


LEICA X1

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いよいよ暑くなってきた。
画面上のガジェットには、明日以降も30度を越す日が続くと予報が出ている。
節電の必要性が、急に現実味を帯びてきた。

埼玉県で猛烈な雨に降られた。
行く手に黒い雲がたちこめるのを見ながら車を進める。
雲は水に落ちた絵の具のようにグロテスクな広がりを見せ、壮大な自然界のスペクタクルが始まろうとしていた。

斜めにねじれるように、前方の雲の下から黒い煙のようなものが、地面にまで続いている。
あの下では、激しい雨か雹が降っているのだ。
一方背後からは、強い稲光が追ってくる。
光ると同時にビンと弾けるような音がして、大きな雷鳴が鳴り響いた。
鼻の中に電気の匂いが残る。
すぐ近くに落ちたようだ。

やがて大粒の雨が、車の窓を叩き始めた。
ボツッ、ボツッと、大きな塊になって落ちてくる。
同時に横殴りの風が吹き始めた。
木の枝や箱などが、目の前を真横に飛んでいく。

雨が激しくなり、車の天井がバラバラと大きな音を立てる。
アスファルト上はたちまち数センチの水に覆われ、風に巻かれて表面に激しい水しぶきが走る。
小さな竜巻が起きているようだ。
雨の濃度が高くて、数メートル先が霞んで見えない。
恐怖を感じた車がブレーキを踏むため、道では車が連なってのろのろと移動している。
ここまで激しい雷雨は久しぶり・・というより、初めてに近い。

そんな中を歩いている人が数人いた。
上から下までびしょ濡れになり、放心したように歩いている。
この雷では、命の危険もあるだろうに・・・



今日の時計ベルト。
これはMrs.COLKIDが、20歳代に旅行でパリに行った時に買ったという時計。
あの頃買えたのだから安かったろうという。
今では日本に入っているブランドだが、当時は見たことが無かったらしい。

オリジナルは空色のオーストリッチ(もどき?)であったが、さすがに20年以上も前のものなので、ボロボロになっていた。
カン幅は12ミリで、早速ドイツのサイトに似た色のものを注文した。
それが到着する前に、丸の内の時計店で見た1点もののベルトの中に、この時計に合いそうなオレンジのベルトをみつけ、つい購入してしまった。
もうすぐ青いベルトが到着する予定だが、このオレンジもよく合うので、買ってよかったと思っている。
まあ、自分の時計ではないのだが・・・(笑)
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