重量


D3X + PC-E Micro NIKKOR 45mm F2.8D ED

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ニコンのF2.8のズームの重量を見ると、カタログ上のデータであるが、標準ズームのAF-S 24mm-70mmF2.8Gが900gである。
またガラスの塊のような印象のAF-S 14mm-24mmF2.8Gが1000g。
2本持つと1900gになる。

それに対しPC-Eのシフトレンズ3本は、PC-E 24mmF3.5Dが730g、PC-E 45mmF2.8Dが740g、PC-E 85mmF2.8Dが635gであり、3本合わせると2105gになる。
(面白いことに85mmは旧型が775gあるので新型の方が軽くなっている)

ズームレンズ2本とシフトレンズ3本を比べると、総重量にそれほど大きな違いはない。
実際に手に持つ状態(カメラのボディにレンズを1本付けた状態)では、PC-Eの方が300g程度軽量になるので、むしろそちらの方が軽いという印象が残るかもしれない。
F2.8のズームは、望遠系のAF-S 70mm-200mmF2.8Gも加えて三兄弟揃えると、この1本が1540gあるため、装備は一気に重くなる。

D3Xと組み合わせると、手持ちで撮影することは少なくなり、三脚を立ててじっくりと構えることになるので、単焦点レンズの方が合っているように思う。
簡単に画角を変えられるズームレンズと違い、単焦点レンズには、この場面ではどのレンズを選ぼうかと考える楽しみもある。

一方D3と組み合わせる時は、機動力を生かした撮影になるだろうから、ズームレンズがピッタリだ。
どうしても記録を残さなければならない時は、迷うことなくこちらの組み合わせを選ぶ。

同じD3系でも、D3とD3Xは性格がまったく異なると、以前書いたのを覚えている。
レンズもそれぞれに適した三兄弟がちゃんと揃っている・・というのが個人的な感想である。
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