スチル


D90 + Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8

大きな画像

動画専用に買ったD90であるが、普段から動画ばかり撮っているわけでもないので、スチルカメラとしても使うことにした。
これでD2Xを引退させて、会社から自宅に持って帰ろうかと考えている。

とりあえずD90で何か撮ってみようと、レンズを付けて外に出てみた。
会社には古いレンズしか置いてなく、仕方なく旧型のAFマイクロニッコール60mmF2.8を付けた。
普段、機械の部品などの撮影に使用しているレンズで、Dタイプになる前であるから、かなり以前に(もちろん新品で)購入したものだ。

実はけっこう気に入っているレンズで、一度修理にも出している。
機材を山のように持っているにもかかわらず、ほとんど放りっぱなしの僕が修理に出したということは、それなりに大切にしている証拠である(笑)
まあ、ニコン製品はあまり故障することはなく、実は僕の不注意でレンズを三脚ごと地面に落下させて壊してしまったのだが・・(笑)

優秀なマクロは多いと思うので、今更このレンズだからどうだという事もないのだろう(もっともDタイプは今でもカタログに載っている)が、仕事の上では非常に役に立っている。
たとえば機械のベアリングが壊れて、そのパーツの型番が知りたい時、表面に小さく型式が刻印されているのだが、油で汚れている上に傷だらけで、ほとんど判読不可能なことが多い。
老眼だからと言われそうだが、若手に読ませても首をひねる。
たとえ文字が見えたとしても、たとえばSと5などはほとんど判別できないのだ。

そういう時、三脚で固定したマクロレンズでベアリングを撮影し、画面で拡大すると、実に明確に型番を読み取ることが出来る。
浅く見えた刻印も、拡大して見てみると、かなりしっかりと刻まれているのがわかる。
その画像を見た人は、例外なくこんなにはっきりと見えるのかと驚く。
Sと5もはっきりと区別できる。

K師匠も老眼が進まれてから、部品の本体に貼られている小さな銘板や電子基板、配線などをデジタルカメラで撮影、記録されることが多くなった。
部品の裏側に書かれていて読みようの無い文字も、何とか隙間からカメラを入れて撮影すれば、パソコンで拡大して見ることが出来るのだ。
マクロレンズを付けたデジタル一眼レフカメラは、かなり有用な工具・・と言ってもいいだろう。

外に出てみると、トンボが何匹か羽を休ませていた
飛んでいるトンボを撮るのは技術がいるが、とまっているトンボは簡単には逃げないので、非常に撮りやすい被写体だ(笑)
マクロ撮影や超望遠の撮影では、APS-Cのカメラは画角が望遠側に変わってくれるので、何かと使いやすい。
DXフォーマットの新しいボディを、ひとつ持っていてもいいのかなと思った。
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