意外にも


D3X + PC-E Micro NIKKOR 45mm F2.8D ED

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iPadが届いて、早速Mrs.COLKIDが毎日のように使っている。
僕の母親の住むマンションに持って行き披露したところ、意外にも母親が強い関心を示したという。
指で液晶の表面を斜めに擦るだけで、文字がスムースに大きくなるところが気に入ったらしい。
1台欲しいようなことまで言っていたという。
噂には聞いていたが、iPadが年配の人たちに好評だというのは事実らしい。

お年寄りの場合、電子的な機械であることが、拒絶反応を起こす理由だろうと思っていた。
しかし必ずしもそういうことではなく、今までのパソコンは文字やボタンが小さくて扱いづらいことが、大きなネックになっていたようだ。
iPadを見て、これなら自分でも使えるのではないかと感じたのだろう。

僕の母親の場合は、年齢の割りに積極的で、パソコンが使えないという事に対して危機感を持っている。
74歳ではあるが、教えてみると結構キーボードを覚えるし、多少時間はかかるが、宅配便の伝票などは自分でパソコンで打っている。

近い将来、日常の買い物もパソコンを通さないと注文できない時代が来るのではないか・・そういう恐れを強く抱いているようだ。
その際に無力な人間になりたくない、という思いがあるのだろう。

普段のちょっとした買い物を、Mrs.COLKIDにネットで注文して欲しいとよく頼むようだが、日本で売っていないものを海外から簡単に取り寄せてしまったり、あるいはブランドものをデパートで買う半分の値段で購入できたり・・・そういう事実に驚き、これは大変なことになると実感しているのだ。
自分だけの力で、普通にネットで買い物が出来る・・というところまで、何とか持って行きたいようだ。

もっともこういう事は、得手不得手がある。
母親はかなり適応能力の高い方だと思うが、メニューの階層構造が理解できないようで、時折自分がどこにいるのかわからなくなる。
フォルダを見ると、この貝殻みたいなのが出てくるとわからない・・と言っている(笑)
亡くなった父は超が付くほどのリアリストで、非常に論理的な人だったので、もしまだ元気で、もう少し若かったなら、極めてパソコンに強かったのではないかと思う。
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