お雑煮


D3X + PC-E NIKKOR 24mm F3.5D ED

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お雑煮には、地域によって多くのバリエーションがある。
不思議なことに、人は自分の生まれ育った場所に特有のお雑煮を、一番美味しいと感じるのだそうだ。
多くの人が、まるで自慢話でもするように、自分のお雑煮の話をする。

そのバリエーションは驚くほど多く、魚が入っていたり、味噌が入っていたり・・・それぞれがまったく別の食べ物といっていい。
暖かい汁の中に餅を入れたものを、十把一絡げにお雑煮と呼び、同じ食べ物として扱うこと自体に無理を感じる。

時折、その地方特有のお雑煮をご馳走になり、美味しいでしょう?と聞かれる。
確かに様々な味があることは興味深いし、時には本当に美味しいこともあるが、まあ不味くはないが普通・・という程度のことも多い。
しかし心の中でそう思っても、まさか口に出して言う訳にもいかず困る。
大したことでもないのに、相手のふるさとを否定したかのようにとられかねない。

なぜ皆がお雑煮にそんなに思い入れがあるのか不明であるが、正月という、特別な時に食べることが関係しているのかもしれない。
子供の時から、特別な時に食べる特別なもの・・という刷り込みが行われるのだ。

僕の家では、父親が北海道出身である影響か、ブタを使った少し変わったお雑煮を食べる。
僕はこれが大好物で、何も正月に限定して食べる必要はなかろうと、一時は母親に毎日のように作ってもらい食べていた。
それだけ食べても飽きず、結婚するとMrs.COLKIDもそのお雑煮が美味しいと言って、時折作ってくれるようになった。

しかし自分が人のお雑煮を食べた時のことを考えると、自分のお雑煮について自慢げに書くのもどうかと思われるので、これ以上書くのは止めておく。
本心では自分のお雑煮が一番美味しいと思っているのだが・・・(笑)
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