酔生夢死浪人日記

 日々、思いついたさまざまなことを気ままに綴っていく

失意の人馬に賭けてみる~第135回天皇賞

2007-04-29 00:12:18 | 競馬
 26日付朝日新聞朝刊で、昭和天皇に仕えた卜部侍従の日記が紹介されていた。書きたいこともあるが、「硬」より「軟」を優先するのが俺の主義。今回はローテ通り、天皇賞を予想する。

 俗流血統論ならオペラハウス産駒メイショウサムソンだが、水上学氏は昨年の皐月賞直後、「あの切れを見ると、距離は持たないかもしれない」と「競馬予想TV!」で語っていた。その予感は菊花賞で見事に的中する。メイショウはソングオブウインドとドリームパスポートに楽々かわされ、アドマイヤメインも捕まえ切れなかった。

 サムソンが支持を落とした分、1、2番人気に押し上げられたアイポッパーとデルタブルースにも死角はある。皐月賞が証明したように、展開によって結果はまるで違ってくるからだ。今回は失意の人馬を狙うことにする。豚より知能が劣る馬に失意などないはずだが、女性リポーターの視点で馬を擬人化してみた。

 失意の馬といえば、忌中のマツリダゴッホだ。全兄トーセンファイナルは先月、レース中に心不全を発症し、「帰らぬ馬」になった。鞍上の横山典は4月以降、上位人気での負けが続いていたが、昨日(28日)2勝と不振脱出の兆しが窺える。天皇賞では思い切った騎乗に期待したい。

 譲った?ヴィクトリーが皐月賞を制し、岩田は落胆したはずだ。騎乗するデルタブルースは直前報教の軽さが気になるが、先行策に出ればスタミナを生かせるだろう。ドリームパスポート離脱に続き、皐月賞では逃げ残りを許しての3着(フサイチホウオー)と流れの悪い安藤勝だが、武豊の香港参戦(アドマイヤムーン騎乗)でアイポッパーが回ってきた。思わぬチャンスに手ぐすね引いているに違いない。

 失意の騎手といえば、年明け早々のケガで離脱していた佐藤哲だ。先週ようやく復帰し、天皇賞に間に合った。母系から3200㍍は厳しそうなダークメッセージだが、瞬発力勝負になれば面白い。ユメノシルシは血統背景がドリームパスポートに似ている。「弟」ドリパスの代役として、「フジキセキ産駒は中距離まで」の定説を覆したいところだろう。

 結論。◎①マツリダゴッホ、○⑮デルタブルース、▲⑧アイポッパー、△⑥メイショウサムソン、注⑬ダークメッセージ、③ユメノシルシ。

 馬連は①⑮、①⑧、①⑥、①⑬、①③を本線に、⑬と⑧から⑮⑧⑥に流し計11点。3連単は<①・⑮・⑧><①・⑮・⑧><①・⑮・⑧・⑥・⑬・③>の計24点。

 以上、失意をキーワードに予想してみた。「慢性失意」の俺など、もっと馬券が的中しても罰は当たらないと思うのだが……。


コメント (6)
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