妻「こんな大事な時に、日本を離れてていいの?」
夫「大丈夫。増税は決まってる。僕が前に出たら角が立つだろ。甘利さんと菅さんが、国民の声を聴いて決めたかのような芝居を打ってる」
妻「わたしが心配なのは汚染水の方。訴えられるんじゃない」
夫(威勢よく)「選挙は二つ続けて、原発推進の自民党が圧勝したろ。文句を言うのは、君の好きな緑の党とか、ほんの少数さ」
妻(ムッとして)「TPPって裁判に影響あるんでしょ。海水汚染を外国で訴えられたら、現地の判決が優先されるんじゃなかった?」
顔を歪めた夫、SPに支えられてトイレへ。
国民を素裸にして管理しようとする安倍首相は、夫人を伴い外遊中だ。ならばと先手を打って、夫妻の会話を妄想アンテナで盗聴してみた。
「DAYS JAPAN」9月号に「放射能汚染マップ」(最新データ)が掲載されている。福島原発周辺では、チェルノブイリ汚染地図で最悪の<完全閉鎖地区>に匹敵する線量が計時された。廃墟から目を逸らし、原発再稼働と輸出に邁進する安倍政権には、良心や倫理の欠片さえない。
「クロスビート」が来月発売号をもって休刊することを知った。毎年恒例のリーダーズポールの結果からも、同誌がコアで鋭いロックファンに支えられていたことが窺えた。Youtubeの普及でバンドの実力を映像で確認できるようになり、「クロスビート」の評価(5点満点)も意味を失った。売り上げ減も当然の帰結なのだろう。
スカパーでフジロックでのパフォーマンスを見て、UKのガールズバンド、サヴェージズに度肝を抜かれた。彼女たちにファンレターを送ったコートニー・ラヴの気持ちも理解できる。初期衝動に溢れたデビュー作「サイレンス・ユアセルフ」はクオリティーも高く、パティ・スミスやスージー&ザ・バンシーズを彷彿させる曲もある。俺はグラストンベリーでのライブなどネットで映像を楽しんでいる。ユニセックスな雰囲気で、ボーカルの目力とパワフルなドラマーに、おじさんは胸キュン状態だ。
今年のフジとサマソニにも多くのUKバンドがやってきたが、デビュー作が売れなかった点では、ミューズ(UK29位)とサヴェージズ(同19位)は双璧か。その点で大化けも期待できるが、エッジが利きすぎた彼女たちのライブに息切れの不安も感じる。
フジのライブ映像で、フォールズの実力を再認識した。完璧といえる最初の2枚に、俺は不安を抱いていた。マンサンやザ・クーパー・テンプル・クローズと同様、袋小路から抜け出せず崩壊の道を辿るのではないか……。俺の危惧は杞憂だった。彼らのパフォーマンスは開放感と躍動感に溢れていた。
3rd「ホーリー・ファイア」(13年)は、内向的で濃密な音に、カラフルさと逞しさが程よくペーストされていた。この手のアート系バンドには珍しいが、ボーカルのヤニスはスノーデン支持を明確に打ち出し、「モスクワ公演のゲストリストに彼を載せた」と語っている。
以前よりポップかつエモーショナルになったエディターズの新作「ザ・ウェイト・オブ・ユア・ラヴ」は、熱帯夜の愛聴盤になった。ジョイ・ディヴィジョン、エコー&ザ・バニーメンの正統な後継者と評価されるバンドで、静謐でメランコリックな音にノスタルジーと和みを覚える。彼らに重なるのはザ・ナショナルの最新作で、いずれも淡々と染み入る純水といった印象だ。上記のサヴェージズやフォールズのライブに足を運ぶ勇気はないが、エディターズなら片隅でひっそり聴きたい気がする。
俺にとってロックは〝老化防止のサプリメント〟だから、ストーンズやポール・マッカートニーの動向には全く関心がない。偉大さは認めても、彼らは〝老化確認のリトマス紙〟といえる。この秋には大量のサプリが店頭に並ぶ。9月にはマニック・ストリート・プリーチャーズ、パール・ジャム、キングス・オブ・レオン、10月にはアーケイド・ファイアの新作がスタンバイしている。
スミス時代の曲がセットリストに多く加わったモリッシーのライブDVD(ハリウッド公演を収録)も楽しみだが、これはサプリというよりリトマス紙に近いかもしれぬ。そういえば、スミス大好きを公言し、あまりのミスマッチに国中をあきれさせた英キャメロン首相は、シリア攻撃を断念した。夢の中でモリッシーの言葉の毒を浴びて思いとどまったとしたら、まさに〝スミス効果〟だが……。
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夫「大丈夫。増税は決まってる。僕が前に出たら角が立つだろ。甘利さんと菅さんが、国民の声を聴いて決めたかのような芝居を打ってる」
妻「わたしが心配なのは汚染水の方。訴えられるんじゃない」
夫(威勢よく)「選挙は二つ続けて、原発推進の自民党が圧勝したろ。文句を言うのは、君の好きな緑の党とか、ほんの少数さ」
妻(ムッとして)「TPPって裁判に影響あるんでしょ。海水汚染を外国で訴えられたら、現地の判決が優先されるんじゃなかった?」
顔を歪めた夫、SPに支えられてトイレへ。
国民を素裸にして管理しようとする安倍首相は、夫人を伴い外遊中だ。ならばと先手を打って、夫妻の会話を妄想アンテナで盗聴してみた。
「DAYS JAPAN」9月号に「放射能汚染マップ」(最新データ)が掲載されている。福島原発周辺では、チェルノブイリ汚染地図で最悪の<完全閉鎖地区>に匹敵する線量が計時された。廃墟から目を逸らし、原発再稼働と輸出に邁進する安倍政権には、良心や倫理の欠片さえない。
「クロスビート」が来月発売号をもって休刊することを知った。毎年恒例のリーダーズポールの結果からも、同誌がコアで鋭いロックファンに支えられていたことが窺えた。Youtubeの普及でバンドの実力を映像で確認できるようになり、「クロスビート」の評価(5点満点)も意味を失った。売り上げ減も当然の帰結なのだろう。
スカパーでフジロックでのパフォーマンスを見て、UKのガールズバンド、サヴェージズに度肝を抜かれた。彼女たちにファンレターを送ったコートニー・ラヴの気持ちも理解できる。初期衝動に溢れたデビュー作「サイレンス・ユアセルフ」はクオリティーも高く、パティ・スミスやスージー&ザ・バンシーズを彷彿させる曲もある。俺はグラストンベリーでのライブなどネットで映像を楽しんでいる。ユニセックスな雰囲気で、ボーカルの目力とパワフルなドラマーに、おじさんは胸キュン状態だ。
今年のフジとサマソニにも多くのUKバンドがやってきたが、デビュー作が売れなかった点では、ミューズ(UK29位)とサヴェージズ(同19位)は双璧か。その点で大化けも期待できるが、エッジが利きすぎた彼女たちのライブに息切れの不安も感じる。
フジのライブ映像で、フォールズの実力を再認識した。完璧といえる最初の2枚に、俺は不安を抱いていた。マンサンやザ・クーパー・テンプル・クローズと同様、袋小路から抜け出せず崩壊の道を辿るのではないか……。俺の危惧は杞憂だった。彼らのパフォーマンスは開放感と躍動感に溢れていた。
3rd「ホーリー・ファイア」(13年)は、内向的で濃密な音に、カラフルさと逞しさが程よくペーストされていた。この手のアート系バンドには珍しいが、ボーカルのヤニスはスノーデン支持を明確に打ち出し、「モスクワ公演のゲストリストに彼を載せた」と語っている。
以前よりポップかつエモーショナルになったエディターズの新作「ザ・ウェイト・オブ・ユア・ラヴ」は、熱帯夜の愛聴盤になった。ジョイ・ディヴィジョン、エコー&ザ・バニーメンの正統な後継者と評価されるバンドで、静謐でメランコリックな音にノスタルジーと和みを覚える。彼らに重なるのはザ・ナショナルの最新作で、いずれも淡々と染み入る純水といった印象だ。上記のサヴェージズやフォールズのライブに足を運ぶ勇気はないが、エディターズなら片隅でひっそり聴きたい気がする。
俺にとってロックは〝老化防止のサプリメント〟だから、ストーンズやポール・マッカートニーの動向には全く関心がない。偉大さは認めても、彼らは〝老化確認のリトマス紙〟といえる。この秋には大量のサプリが店頭に並ぶ。9月にはマニック・ストリート・プリーチャーズ、パール・ジャム、キングス・オブ・レオン、10月にはアーケイド・ファイアの新作がスタンバイしている。
スミス時代の曲がセットリストに多く加わったモリッシーのライブDVD(ハリウッド公演を収録)も楽しみだが、これはサプリというよりリトマス紙に近いかもしれぬ。そういえば、スミス大好きを公言し、あまりのミスマッチに国中をあきれさせた英キャメロン首相は、シリア攻撃を断念した。夢の中でモリッシーの言葉の毒を浴びて思いとどまったとしたら、まさに〝スミス効果〟だが……。
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