欧州チャンピオンズリーグはバルセロナがマンチェスターUを下し、リーガ、国王杯に続く3冠を獲得した。俺はマンU有利とみていたが、サッカーの勝ち負けさえ当たらないのだから、競馬など的中できるはずもない。
今回はダービーについて、予想を抜きに記したい。その心は「頑張れ、セイウンワンダー」である。
昨年、日本最古(恐らく)のPOGに参加した。高レートであるにもかかわらず無手勝流で、良血馬と人気厩舎をことごとく外して指名する。大損害を被っても不思議はなかったが、15位(22頭中)で選択したセイウンワンダーが命綱になった。
セイウンの注目度は極めて低かった。父グラスワンダーはGⅠで4勝を挙げたが、種牡馬として実績を残せず、社台から追われている。管理するのはPOGファンがノーマークの領家厩舎だ。朝日杯FSを制し、スクリーンヒーローとともに父の名を押し上げたセイウンだが、実績の割に評価はいまひとつだった。
弥生賞でコケた後、主戦の岩田はアンライバルドを選ぶ。皐月賞では不利を克服して3着に入るも、内田は青葉賞馬アプレザンレーヴとのコンビを継続した。捨てられた形になったセイウンのため、領家師は武豊ら数人と接触したと報じられた。騎手、調教師として常に地味な存在だった領家師は、最後の夢を“馬と話せる男”福永洋一の息子祐一に託した。
順風満帆だった福永だが、取り巻く状況はこの2年で大きく変化した。地方から移籍した岩田と内田にポスト武の座を瞬く間に奪われ、育ちのいいボンボンのイメージにも傷が付いた。
07年の秋天皇賞のレース直後、コスモバルクを御せなかった五十嵐への暴言が表に出て、福永はファンの顰蹙を買った。「武豊TV!~新年SP」(08年1月)における岩田の衝撃発言「年下の生え抜きに陰湿な嫌がらせを受けた」で、いじめた側としてネット上で名指しされたのは福永だった。昨年春、競馬雑誌で岩田と対談し、騒動は終息したが、岩田⇒内田を経て乗り馬が回ってくる現実に、エリートとしてのプライドを刺激されているに違いない。
競馬とは<馬主=生産者=調教師=騎手>が形成する冷徹なマネーゲームだが、一頭のサラブレッドの背景には、セイウンワンダーに限らず湿っぽい人間ドラマがある。POGに参加したことでレースを構成する情念の欠片になれたのは幸いだった。
崖っぷちパワーを凝縮したセイウンワンダーの大爆発を願うが、思い通り運ばなくとも、負け慣れている俺はショックを感じないはずだ。2週間後に迫ったドラフトで“第二のセイウンワンダー”を指名すればいいのだから。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_please.gif)
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今回はダービーについて、予想を抜きに記したい。その心は「頑張れ、セイウンワンダー」である。
昨年、日本最古(恐らく)のPOGに参加した。高レートであるにもかかわらず無手勝流で、良血馬と人気厩舎をことごとく外して指名する。大損害を被っても不思議はなかったが、15位(22頭中)で選択したセイウンワンダーが命綱になった。
セイウンの注目度は極めて低かった。父グラスワンダーはGⅠで4勝を挙げたが、種牡馬として実績を残せず、社台から追われている。管理するのはPOGファンがノーマークの領家厩舎だ。朝日杯FSを制し、スクリーンヒーローとともに父の名を押し上げたセイウンだが、実績の割に評価はいまひとつだった。
弥生賞でコケた後、主戦の岩田はアンライバルドを選ぶ。皐月賞では不利を克服して3着に入るも、内田は青葉賞馬アプレザンレーヴとのコンビを継続した。捨てられた形になったセイウンのため、領家師は武豊ら数人と接触したと報じられた。騎手、調教師として常に地味な存在だった領家師は、最後の夢を“馬と話せる男”福永洋一の息子祐一に託した。
順風満帆だった福永だが、取り巻く状況はこの2年で大きく変化した。地方から移籍した岩田と内田にポスト武の座を瞬く間に奪われ、育ちのいいボンボンのイメージにも傷が付いた。
07年の秋天皇賞のレース直後、コスモバルクを御せなかった五十嵐への暴言が表に出て、福永はファンの顰蹙を買った。「武豊TV!~新年SP」(08年1月)における岩田の衝撃発言「年下の生え抜きに陰湿な嫌がらせを受けた」で、いじめた側としてネット上で名指しされたのは福永だった。昨年春、競馬雑誌で岩田と対談し、騒動は終息したが、岩田⇒内田を経て乗り馬が回ってくる現実に、エリートとしてのプライドを刺激されているに違いない。
競馬とは<馬主=生産者=調教師=騎手>が形成する冷徹なマネーゲームだが、一頭のサラブレッドの背景には、セイウンワンダーに限らず湿っぽい人間ドラマがある。POGに参加したことでレースを構成する情念の欠片になれたのは幸いだった。
崖っぷちパワーを凝縮したセイウンワンダーの大爆発を願うが、思い通り運ばなくとも、負け慣れている俺はショックを感じないはずだ。2週間後に迫ったドラフトで“第二のセイウンワンダー”を指名すればいいのだから。
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