NHKにチャンネルを合わせ、民主圧勝を淡々と見守った。政権交代が閉塞感打破に繋がることを願っている。
前稿に記したように、最も注目していたのは石川2区と兵庫8区の両田中候補である。石川2区で美絵子候補は森元首相に及ばなかったが、比例で復活を果たす。康夫候補は公明党幹部の冬柴氏を破った。
自民党が激減する中、最も自民党的な森氏と古賀氏が生き残ったが、党再生の桎梏になる気がする。公明党重鎮が軒並み落選したことで、野党としての自公共闘は難しくなりそうだ。
民主圧勝の源は〝混沌パワー〟だ。友愛を掲げる鳩山代表、黒幕が似合う小沢代表代行、社民的スタンスの菅代表代行、実直な岡田幹事長とトップ4は色合いが異なる。かつて世間を騒がせた宗男、真紀子、辻元の個性派3氏も、いつしか同じフレームに納まっている。
政権交代でバラ色の未来が待っているわけではない。田勢康弘氏と御厨貴氏は一昨日(29日)、テレビ東京の番組で<選挙後の政界>を論じていた。政策が目に見える成果をもたらすまで国民もメディアも耐えるべきで、状況に応じた前言撤回もやむなしと語っていた。
俺にとって自民党は強力な〝ヒール〟だった。この半世紀、<巨大な利益の分配装置>として大企業、官庁、警察、地方自治体、各業界団体、メディアに影響力を行使し、利害を調整しながら権力を維持してきた。「寄らば大樹の陰」の意識に支えられてきた自民党だが、状況が変わりつつある。
枯木になることを見越し、各種団体や首長が相次いで宗旨変えする。ポッカリ開いた<巨大な利益の分配装置>に民主党がスルリと収まる可能性が高い。2大政党制を志向した小沢氏の願いは、皮肉なことに民主圧勝で潰えそうな気配だ。上記の番組で御厨氏は、自民党は「凡庸の団結」で地道に活動すべきと述べていたが、保守に純化して生き残りに懸けるのではないか。
郵政選挙から4年、あまりにドラスティックな変化について、識者の分析がメディアを賑わせるだろう。<風>ならば向きは変わるが、<地殻変動>だったら元に戻らない。
日本は現在、アメリカともに最も貧困率が高い先進国だ。上流⇒中流、中流⇒下流、下流⇒貧困へと下へ向かって流動し、辛うじて踏みとどまっても、数年後は1段下に転落することを確信する国民も多い。民主党候補者は世論の変化を意識し、当選の弁で社民的な志向を明らかにしていた。
政治の嵐の後は、本物の嵐(台風21号)が関東に接近している。風雨の中の出勤となりそうだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_uru.gif)
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前稿に記したように、最も注目していたのは石川2区と兵庫8区の両田中候補である。石川2区で美絵子候補は森元首相に及ばなかったが、比例で復活を果たす。康夫候補は公明党幹部の冬柴氏を破った。
自民党が激減する中、最も自民党的な森氏と古賀氏が生き残ったが、党再生の桎梏になる気がする。公明党重鎮が軒並み落選したことで、野党としての自公共闘は難しくなりそうだ。
民主圧勝の源は〝混沌パワー〟だ。友愛を掲げる鳩山代表、黒幕が似合う小沢代表代行、社民的スタンスの菅代表代行、実直な岡田幹事長とトップ4は色合いが異なる。かつて世間を騒がせた宗男、真紀子、辻元の個性派3氏も、いつしか同じフレームに納まっている。
政権交代でバラ色の未来が待っているわけではない。田勢康弘氏と御厨貴氏は一昨日(29日)、テレビ東京の番組で<選挙後の政界>を論じていた。政策が目に見える成果をもたらすまで国民もメディアも耐えるべきで、状況に応じた前言撤回もやむなしと語っていた。
俺にとって自民党は強力な〝ヒール〟だった。この半世紀、<巨大な利益の分配装置>として大企業、官庁、警察、地方自治体、各業界団体、メディアに影響力を行使し、利害を調整しながら権力を維持してきた。「寄らば大樹の陰」の意識に支えられてきた自民党だが、状況が変わりつつある。
枯木になることを見越し、各種団体や首長が相次いで宗旨変えする。ポッカリ開いた<巨大な利益の分配装置>に民主党がスルリと収まる可能性が高い。2大政党制を志向した小沢氏の願いは、皮肉なことに民主圧勝で潰えそうな気配だ。上記の番組で御厨氏は、自民党は「凡庸の団結」で地道に活動すべきと述べていたが、保守に純化して生き残りに懸けるのではないか。
郵政選挙から4年、あまりにドラスティックな変化について、識者の分析がメディアを賑わせるだろう。<風>ならば向きは変わるが、<地殻変動>だったら元に戻らない。
日本は現在、アメリカともに最も貧困率が高い先進国だ。上流⇒中流、中流⇒下流、下流⇒貧困へと下へ向かって流動し、辛うじて踏みとどまっても、数年後は1段下に転落することを確信する国民も多い。民主党候補者は世論の変化を意識し、当選の弁で社民的な志向を明らかにしていた。
政治の嵐の後は、本物の嵐(台風21号)が関東に接近している。風雨の中の出勤となりそうだ。
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