<1495> 若草山の山焼き
春はそこ 春はそこまで 枯れ草原
一月二十三日に行なわれた奈良・若草山の山焼きは雨模様の中で焼かれ、湿気のため三十三ヘクタールのうち、周辺の二割ほどしか焼くことが出来ず、延期されているが、二月八日午前九時より奈良県庁の職員らによって再び点火され、焼かれることになった。
麓から見ると、ほとんどが枯れた草原でススキが繁っている。焼かれると山肌が黒くなり、末黒(すぐろ)と言われ、春の季語になっている。所謂、野焼きや山焼きをした後の黒々とした焼け跡をいうもので、草原の更新、即ち、芽立ちを促す目的による。ススキの茅原で行なわれる場合が多い。若草山の山焼きもこれに同じで、ススキの芽立ちを促す。 写真は再び焼かれる若草山。黒く見えるところは一月二十三日に焼かれた跡。
実は2割だけだったのですね。
湿気ってる分、私は色々な場所からゆっくり山焼きを楽しむ事ができました。
2月8日は丁度旧正月。旧暦でも春を迎えると言うことですね。偶然ですが。
拙句
春日野は春びを待って萌えにけり