大和だより ~写詩 写歌 写俳~ 小筥集

日ごろ撮影した写真に詩、短歌、俳句とともに短いコメント(短文)を添えてお送りする「大和だより」の小筥集です。

大和だより ~写詩 写歌 写俳~ 小筥集

2022年02月19日 | 写詩・写歌・写俳

<3685> 野鳥百態 (41) 続・野鳥たちの食

      食べるとはイコール

           生きて行けること

           野鳥の日々の行動履歴

                       

 野鳥たちの冬場の姿を見ていると、日々の行動がほとんど捕食に費やされているのに気づく。小鳥たちほどその傾向が強いように思われる。鳥によってその食は異なるが、いずれにしても自らの生活圏においてその食材にありついている。その食を見るに、肉食と草食、加えて雑食に大きく分けられる。

                        

 大きい鳥ほど大きい獲物を必要とし、小鳥ほど長い時間を費やし、小さい食材(餌)をこまめに取っている様子がうかがえる。水鳥であるカモ類の中でも食の違いが見て取れ、藻などの水草をよく食べるハシビロガモのようなカモがいるかと思えば、魚をよく食べるバンやオオバンの違いが見て取れるといった具合である。

                       

 私がよく訪れる奈良県営馬見丘陵公園は古くからの墳丘がそこここに見られ、自然林や草原、溜池などが散在する広大な面積を誇り、野鳥の多い公園として、愛鳥家に好まれているところがある。こうした環境下、公園には野鳥の食べ物である草木の実や昆虫類、淡水魚などが極めて多く、この食材の豊富なことが野鳥の多いことに繋がっている。という次第で、この項では馬見丘陵公園の野鳥を主に捕食する鳥たちの写真を紹介したいと思う。。

 写真は上段左から魚を咥えるカワセミ、魚を確保したアオサギ、小魚をゲットしたカイツブリ、水中の藻を漁るハシビロガモ。写真中段左から魚を脚にぶら下げて飛ぶミサゴ、電柱にとまって獲物を食べるチョウゲンボウ、ヘクソカズラの実を啄むジョウビタキ、エノキの実を食べるイカル。写真下段左から虫を啄むシジュウカラ、サルスベリの実に取りつくカワラヒワ、セイタカアワダチソウの冠毛に被われた実を食べるベニマシコ、サンシュユの花を啄むメジロ。なお、メジロの写真は春。蜜を吸っているのだろうか。残りの写真は秋から冬の撮影による。


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