つきみそう

平成元年に出版した処女歌集の名

ウクライナの今

2022-02-25 | Weblog

北野幸伯氏のメルマガより

▼ロシアが国家承認したルガンスク、ドネツクとは?

まず2月21日、ロシアは、
「ルガンスク人民共和国」「ドネツク人民共和国」
を国家承認しました。

これ聞いて、「なるほどね~。ルガンスク、
ドネツクをね~。知ってる知ってる」
という人は、少ないでしょう。

ルガンスク、ドネツクとは何でしょうか?

ウクライナ東部にあり、ロシアと国境を接している
ルガンスク州、ドネツク州があります。

ロシア系住民が多い。

2014年3月、ロシアが
ウクライナからクリミアを奪いました。

その時、ルガンスク、ドネツクの一部の人が、
「俺たちもロシアの一部になりたい!」と考えた。

それで、2014年4月、ルガンスク人民共和国、
ドネツク人民共和国の建国宣言がなされました。
重要なのは、ルガンスク人民共和国は、
ルガンスク州の全土を支配しているわけではない。

だいたい半分ぐらいを実効支配している。
そして、ドネツク人民共和国は、
ドネツク州の全土を支配しているわけではない。

だいたい半分ぐらいを実効支配している。
ロシアは、クリミアを併合しました。

しかし、ルガンスク、ドネツクの独立を
今まで認めてきませんでした。
おそらく、「一気にやると、
あまりにも国際社会から孤立しすぎる」
と恐れたのでしょう。

ですが、8年経って、
ついに「国家承認」に踏み切った。
そして、ロシア軍が
ドネツク、ルガンスクに入りました。

プーチンは、「派兵するかどうかは状況次第」
と語っています。
しかし、欧米は、
「すでにロシア軍が入った」と見ている。

そういうのは人工衛星から見れば明らかでしょう。
だから私は、またプーチンが
ウソをいっていると思います。

まあ、「兵は詭道なり」(戦争はだましあいだ)
と孫子もいっているので、「プーチンは、
孫子の教えを忠実に守っている」ともいえます。

プーチンの立場は、
「二つの新しい独立国家から軍隊派遣の
要求があった。だからロシア軍が
ルガンスク、ドネツクに入るのは、合法だ」
というもの。

しかし、ウクライナも国際社会も、
「ルガンスク、ドネツクはウクライナ領」という認識。

だから、ロシア軍がルガンスク、
ドネツクに入ったことは、ロシア軍が
「ウクライナ領に入った」ことになるので、
「侵略だ!」というのです。

▼これからの注目点

では、これからどこに注目していくべきでしょうか?

ルガンスク人民共和国は、
ルガンスク州全土を支配していない。
ドネツク人民共和国は、
ドネツク州全土を支配していない。

それで、ルガンスク、ドネツクは、
「支配領域を広げたい!」と考えるかもしれない。
そうなると、それを阻止したい
ウクライナ軍と戦闘になりますね。

すると、ロシア軍が介入して、
ウクライナ軍 vs ルガンスク、ドネツク人民共和国軍+ロシア軍
の全面戦争になりかねない。

戦いが激化すると、ロシア軍が
ウクライナの首都キエフを制圧するかもしれない。
そういうことですね。

ロシア軍が行動をエスカレートさせていく過程で、
欧米日の制裁はどんどん強化されていき、
ロシア経済はボロボロになるでしょう。

そして、キエフまで侵攻すれば、
プーチンは、「現代のヒトラー」と呼ばれ、
その悪名は、人類史に永遠に
刻まれることになるでしょう。

ウクライナにもロシアにも破滅的な全面戦争。
起こらないことを願いましょう。

 

2/5の山茶花


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