放送大学でお世話になっている山田先生が、このほど岐阜県方言辞典を上梓されました。ゲラ刷り段階から拝見しているので、親しみを覚えます。A4版460ページ。厚さ2.5cm。ずしりと重いです。昔懐かしい言葉が網羅されています。25年間県外にいたため、まるで方言を話していなかったこともあり、懐かしいです。兵庫県では3ヶ所住みましたが、微妙に言葉が違いました。岐阜の方言と愛知と同じ部分もあるし、岐阜しか使われない言葉もあります。そういう事例も詳しく説明してあります。このご著書が新聞に掲載されたことを11/25に書いています。
さりげなく開くと、懐かしい言葉が出てきます。岐阜では羨ましいことを「けなるい」と言います。これは「異(け)なり」から訛った言葉で、室町時代に遡るそうです。岐阜以外の地区でもかなり話され、東北、四国、北陸、関西、関東、中国地方、和歌山、中部、東京都の島嶼部などです。県内でも各地方で言葉が違います。美濃の我々は飛騨の言葉が分からないこともあります。そのことも詳しく報告されています。
よくぞここまで調べられたかとパワーに驚きました。学生の協力にもよると思いますが、膨大な事項を学問的にまとめてあります。今これを本にして残しておかないと、岐阜の方言は消滅してしまう恐れがあります。若い人は極力方言を使いません。 発行は岐阜大学。この厚さで定価は2160円。大学からの補助があります。
岐阜名産の蜂屋柿は、頂き物。美味しさは格別です。
方言辞典
蜂屋柿
11月25日の新聞記事「岐阜弁の魅力辞典に」も拝見いたしました。
尊い研究をされた先生ですね。
蜂屋柿初めて拝見いたしました。
前の記事も見ていただき恐縮です。
先生も来年3月には放送大学を止められます
ので残念です。岐阜大学とかけもちでしたが・・・
蜂屋柿はとても高価ですので、買いません。