つきみそう

平成元年に出版した処女歌集の名

岐阜県方言辞典

2017-12-24 | 岐阜県

 放送大学でお世話になっている山田先生が、このほど岐阜県方言辞典を上梓されました。ゲラ刷り段階から拝見しているので、親しみを覚えます。A4版460ページ。厚さ2.5cm。ずしりと重いです。昔懐かしい言葉が網羅されています。25年間県外にいたため、まるで方言を話していなかったこともあり、懐かしいです。兵庫県では3ヶ所住みましたが、微妙に言葉が違いました。岐阜の方言と愛知と同じ部分もあるし、岐阜しか使われない言葉もあります。そういう事例も詳しく説明してあります。このご著書が新聞に掲載されたことを11/25に書いています。

 さりげなく開くと、懐かしい言葉が出てきます。岐阜では羨ましいことを「けなるい」と言います。これは「異(け)なり」から訛った言葉で、室町時代に遡るそうです。岐阜以外の地区でもかなり話され、東北、四国、北陸、関西、関東、中国地方、和歌山、中部、東京都の島嶼部などです。県内でも各地方で言葉が違います。美濃の我々は飛騨の言葉が分からないこともあります。そのことも詳しく報告されています。

 よくぞここまで調べられたかとパワーに驚きました。学生の協力にもよると思いますが、膨大な事項を学問的にまとめてあります。今これを本にして残しておかないと、岐阜の方言は消滅してしまう恐れがあります。若い人は極力方言を使いません。 発行は岐阜大学。この厚さで定価は2160円。大学からの補助があります。

 岐阜名産の蜂屋柿は、頂き物。美味しさは格別です。

 

方言辞典

 

蜂屋柿


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2 コメント

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方言辞典 (oko)
2017-12-24 14:28:55
いろいろご活躍ですので多くの先生方との交流も素敵に存じます。
11月25日の新聞記事「岐阜弁の魅力辞典に」も拝見いたしました。
尊い研究をされた先生ですね。

蜂屋柿初めて拝見いたしました。
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okoさま (matsubara)
2017-12-25 08:30:46
お風邪ですのに、コメントありがとうございます。
前の記事も見ていただき恐縮です。
先生も来年3月には放送大学を止められます
ので残念です。岐阜大学とかけもちでしたが・・・

蜂屋柿はとても高価ですので、買いません。
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