藤井厳喜氏のメルマガより
■国防費2%潰しの黒幕…
岸田政権のキーパーソンの一人に、
木原誠二さんという官房副長官がいます。
財務省の出身者で、
財政規律派・増税派という
財務省の標準的な考え方の人です。
この人が「国防費2%潰し」の
中心的な役割を果たしている人間の
一人じゃないかと思います。
木原誠二さんは、
東大法学部を出て財務省に就職して、
今は東京20区の衆議院の出身です。
当選回数5回、
学歴的にも何の遜色もない
典型的な財務省出身のエリート
ということになります。
そして官房副長官というのは
なかなか大事な役職です。
安倍さんもかつて、小泉内閣で
官房副長官を長いことやっていました。
官房長官が目立ちますが、
その下にいて、
これから若手中堅で伸びるような人が
就くポジションです。
そんな木原さんは、
どういうお考えの方かというと、
例えば憲法に関しては、
基本的に9条の改正は反対で、
専守防衛は堅持すべきだ、という立場です。
そして敵基地攻撃能力の保有については
賛成している一方、
日本の核武装については、
「将来に渡っても検討すべきでない」
と主張されています。
典型的な自民党内のリベラル派なのです。
■日本よりイギリスを重視…?
そして彼はどうやら
イギリスとの関係が深いんですね。
私は彼を、
「英国守旧派」と岸田政権を繋ぐパイプ役を
やっている人ではないかと見ています。
「英国守旧派」というのは、
イギリスで唯一残っている
ビッグビジネス:タックスヘイブンを
何とか守っていこうとする派閥です。
今で言えばジョンソン政権に
直接結びついている勢力です。
木原さんの経歴をもう少し見ると、
東大に行って大蔵省に入った後、
1995〜97年にイギリスに留学し、
その後、1999〜2001年まで2年間、
イギリス大蔵省に出向しています。
そして2002年にはその経験から、
『英国大蔵省から見た日本』という本を
文春新書から出版しています。
おそらくこの辺りで
イギリスとのコネがついたのでしょう。
タックスヘイブンの利権を守ろうとする
ジョンソン政権とのパイプ役を
やられているのではないかと思います。
こういう方が政権の中枢に
入っているところを見ると、
日本のためを思うと要注意人物ですね。
こういった方が大活躍されるような国だと、
日本は良い方向にいかないということです。
写真は庭のツユクサ
感じておりますが、副官房長官について初めて知ることとなりました。
ツユクサ素敵!涼を頂きました。
これからもご活躍を祈ります。
地元ですと力が入りますね。
ツユクサは毎年たくさん咲いてくれます。
他の花はダメになったものが多いのですが。