大谷翔平選手と栗山監督

鳥内浩一氏のメルマガより

大谷翔平選手ですが、
その後も記録を伸ばし続けています。

今の大谷選手を語る上で、
欠かせない人がいますね。

高卒ルーキー時代から
大谷選手を育てた名伯楽、

日本ハムファイターズ最高責任者、
栗山英樹氏です。

実は大谷選手は、高校時代からすでに
メジャーリーグからも声がかかっており、

アメリカ行きを公言していました。

そのような中、栗山氏は

「大谷君には本当に申し訳ないけれど、
　指名させていただきます」

との有名な予告どおり、

ドラフト会議で大谷選手を指名し、
見事に交渉権を獲得しました。

けれども、当時の大谷選手は

　「びっくりしたし動揺もした。
　評価していただいたのは有難いが、
　アメリカでやりたいという
　気持ちは変わらない」

と語り、辞退の意志は変わらず、
最初は訪問にも応じなかったそうです。

ところが結果として大谷選手は
日本ハムへの入団を決め、

そのニュースにはすべての球団が
驚かされました。

そしてさらに驚くことに、

大谷選手の「二刀流」は、
栗山氏が示した方針だったのです。

当初は大谷選手本人も

「そんな考えはなかった」と驚き、
かつ懐疑的であったものの、

日ハムへの入団会見に臨んだ際には
「どっちでも頑張りたい」

と二刀流への挑戦を表明します。

栗山氏の、
この恐るべき人心掌握術と才能発見力
は一体どこから来るのか？

このバイブルです。
https://b56.hm-f.jp/cc.php?t=M67144&c=500161&d=e47b


実際、
栗山氏の著書『栗山ノート』（光文社）には、

「坤為地」「山天大畜」「坎為水」
「水沢節」「乾為天」「雷天大壮」など、

このバイブルから多くの引用があります。

ぜひ思い出してください。

この最強バイブルに書かれていたのは、

・未来を読み、時を掴む方法
・人心を読み、関係を円滑にする方法
・人の才能を紐解き、開花させる方法

です。

栗山氏は、

・メジャーに行くよりも日本で最初に
　プレーした方が彼が最終的に伸びる
　という未来を読み、

・メジャー行きを固辞しようとした
　大谷翔平選手の心を掴み、

・本人も考えていなかった二刀流という
　才能を紐解き、開花させ、

あの大スターを世界に生み出したのです。


リーダーにとって極めて重要な力は、
優れた人材を惹きつけ、採用し、

その人材の才能を見抜き、開花させ、
最大限に活躍できるよう引き立てる
ことです。

結果として、
それが組織の繁栄にも繋がり、
その人材の幸せにも繋がります。

そんな、いわゆる適材適所の才覚を、
あなたはどの位お持ちでしょうか？

それは、リーダーであってもなくても、
あなた自身にも当てはまります。

どんなに優れた人物であっても、
強みや弱み、得意不得意はあります。

自分の弱みや得意でない分野で
どれだけ頑張っても成果を上げる
ことは難しいでしょう。

逆に、その人の隠れた才能や、
本人すら気づいていなかった強みを
引き出すことで、

想像だにしなかった道が拓け、
大事を成し遂げることができます。

ぜひこれを学び、あなた自身と、
あなたに関わる人々の才能を発見し、
引き出し、

その人生を輝かせてください。

写真はヤブラン