つきみそう

平成元年に出版した処女歌集の名

がんの発生を予防、遅延させる為の知識

2011-07-17 | 学校
 昨日は、放送大学岐阜学習センターで、「がんの発生を予防、遅延させる為の知識」というタイトルの講演会がありました。講師は、岐阜大学学長の森先生。学会発表のように横文字の資料も、恐縮ですと言われながら示されました。食物に関することなので、いつもより女性が多かったように思います。

 ガン予防については、日頃から、おこげはいけないという程度の素人の知識しかなかったのですが、学者の講義は大いに参考になりました。
 ガンは、遺伝的なものより、どちらかと言えば、生活環境に影響するらしく、たばこ、酒、など食習慣による原因が多いようです。
 インドやパキスタンに口腔ガンが多いのは、固い食べ物(ビンロウジュ) を噛み続けて食べる習慣があるからだとか・・・

 蕗の薹や、蕨や、コンフリーにガンを誘因する物質が含まれるらしいこと。古いピーナッツも・・・
 アスベストによる肺ガンは潜伏期間が35年。もう少し早く研究が進んでおれば対処できたのに、お気の毒です。岐阜県羽島市にもアスベストの会社があり、高齢の患者さんがおられるようです。アスベストは決して人体の外に出ることはなくて、何年も蓄積されるのです。
 塩分を抑制しないと胃が悲鳴をあげるそうです。サッカリンもガンを誘因しますが、ダイエット効果が大きいので、そちらが優先されるそうです。

 ガンを抑制する食べ物は、大豆、十字花科の野菜(ブロッコリー、大根、キャベツ、白菜など)、果物、玄米、魚油、などなど・・・成分の解説もされました。

 青酸カリが発明されるまでは、毒殺はヒ素であった、という雑談も交えて・・・ナポレオンの家系は胃ガンが多かったとか・・・

 結論は、誰でもガンになり得る。発生を遅らせ、見つかったら早めに切り取る、ということでした。

コメント (8)
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