つきみそう

平成元年に出版した処女歌集の名

放送大学の植物講義

2009-02-14 | 岐阜県
 放送大学で、高橋教授による「日本の植物、中部の植物」というテーマの講義を受けました。専門家のお話には目からウロコが落ちました。中部中心ですがそれには留まらず、今後も海外に旅した時、その地の植物にも目が離せなくなりそうです。地球規模の話でしたので・・・
 岐阜県には実に多くの植物が網羅されています。日本のシダ植物の1/3(200)種、裸子植物の3/4(35)種、被子植物の1/2(2000)種が見られます。これは、岐阜北部には日本海側特有の植物があり、南部には、太平洋側特有のものがあり、県全体には、中部地方固有のもの、そして岐阜固有のものもかなりあるためです。同じツバキでも、飛騨はユキツバキのような雪国のもの、美濃はヤブツバキのような暖地性のものがあり、多種多様です。写真は岐阜、長野しかみられないササユリ。葉が笹のようであり、薄いピンク色の群生は見事です。しかし、これ以外は絶滅危惧種も多くて保存が心配されています。
 さらに西日本でしか見られない植物の東限が岐阜、東日本しかない植物の西限が岐阜ということも多い理由です。
 昔、西穂高に登ったとき頂き近くにハイマツが一面に見られましたが、あれは岐阜が南限で北はカムチャツカと知りびっくり。どこにでもあると思っていたのに・・・
 
 2/3にupしたバナナは、木ではなくて、なんと草に分類するのだそうです。実を生らしたあとは枯れて、樹木のように年々太くなることはないのです。断面図もまるで草。導管はありません。私の見たあの京都のバナナはもう跡形もないと思われます。
コメント (2)
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