
ここ椎尾神社は岩国城下の安泰を願ってまつられたこの地区の氏神さまとされる。数日前、鳥居のそばへ祭禮を知らせる大きな幟が立った。例年、幟が立つと献燈に灯りがともされる。これを楽しみにしている。
200段あまりの石段にそれが灯され、見た目には天空への道しるべにも見える。この日を待っていたのか3人のカメラマンが小声でアングルの相談をしている。
通りかかった若い男女。「オォきれい」と携帯で撮っている。自転車に大きな荷物を積んでいる。行き先を聞くと「広島まで」。早朝ウオークの人も手を合わせる。
この地の鎮守の神へお願いをしに初詣の日はこの石段を上る。帯のように続く参拝者の列に混じりゆっくりと石段を踏む。参拝は1年に1度この日だけ。朝ウオークの時は鳥居の前で一礼している。
子どものころ、夏休みの終わるころに大きな輪をくぐる「すがぬけ」のときも石段を上った。翌朝、輪の周りには日焼けして黒くなった子供たちの皮が剥げ落ちている、そんな話を聞かされたこともあった。
明日は祭禮の太鼓の音がかすかにだけど我家でも聞ける。
(写真:祭禮の幟と献燈の灯り))
夜はこんな感じだったんですね。
すごくきれいです。
一度上まで上がってみないといけませんね。
やはり、格調高き神社の祭禮、多くの参拝者があるといいですね。
子供の頃、今時分、家々の軒や、辻辻に手作りの小さな行灯を立てていました。
ろうそくの明かりで行灯に描かれた絵が浮かび上がります。
遅くなるまで、大きな子小さな子、
入り混じって走り回っていたことが
つい昨日のように思い出されました。
私もこの神社、初詣の時のみ参拝させていただいています。
ちなみに、わが氏神様は既になくなったように聞いています。残念なことです。
落着いた気持ちになります。
子どものころは神社裏まで遠征してで遊んだことがありますが、いま、裏の方はすっかり様子が変わりました。
こうした風景は気持ちの中へスーッと入ります。歳のせいでようか。
行灯絵は見なくなりました。どこかに続いているところがあるのでしょうか。見てみたいものです。