日々のことを徒然に

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芽吹き始まる

2024年03月22日 | 自然 季節

 「暑さ寒さも彼岸まで」とは古くから季節を表す表現として伝わっている。彼岸は過ぎたがこのところの空模様というか天候というかは定まらずに気象予報士を悩ませている。三寒四温の言葉どおりにならず、昨日と今日でひと月も前後する気温変化もある。桜の開花予想も後へずれていくようだ。これでは錦帯橋畔の桜の開花も遅れそうだ。

 冬寒いのは当たり前だが、今朝出会った人から「いつまでこの寒さかのう」と声を掛けられた。確かに「寒さ」と言う言葉は、肌でじかに感じる寒さから気持ちの上での寒さまでを表しているように感じる。「寒い」ともいうが、こちらは気温が低く寒気の強さを表しているよう思っている。寒さ、寒い、寒し、どれにも違いがあるようだ。

 桜の開花に注目が集まっている。桜は葉より先に花がひらき、花が終わって鮮やかな緑の葉が茂る。ということもあって、春の息吹を見落としていませんかと問いかけてくるのは若芽、地面にも枯れたように葉を落とした木々にも小さいが、これから春への生気を感じさせる芽吹きが始まっている。教えなくても巡らせる自然の神秘にいつも感心する。

 近所の蝋梅も花が終わった。少し前には落ちた花たちが風に吹かれて競争するかのように路面を転がりながら去っていく。咲いている蝋梅は愛でても、転がっていくそれは誰からも見向きもされない、これが運命だろうか。花も見事だが散り際も見ていれば面白い。

 (今日の575) スズメらが落ち葉に潜む虫探し
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