日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

土壁の家

2014年03月18日 | 生活・ニュース


 「すこしずつ春が近づいて来ました。おかわりございませんか。皆様には、新築住宅が完成しましたのでご案内します。すべて国産材の、大工による手刻みの家です。合板、新建材は一切使わず、竹を編み、土壁で仕上げました。ご来場をお待ちしています」。

 これは、何度か紹介した元同僚が設計・施工した「土壁の家」完成見学会の案内状の一文で、その見学会は21日で、西岩国の閑静な住宅街に位置する。先日立ち寄ったときは細部のチェックと小さな残工事中で、建築工事中の緊張感とは違い柔らかな雰囲気を感じた。周囲も整理がすすんでおり、見学会近しを思わせる。

 棟梁は「木の家をつくる~土に還る家づくり」をモットーにして仕事をしている。今回も合板を使わず、新建材を使わなない新築の家は、玄関の土間に立つと一瞬、目を見張る人もあろうと思う。そうして、ああ、大昔の家はこうなんだ、祖父や曽祖父の時代の家を思い出し懐かしくなるだろう。そんな日本の家の原点にいざなう作りだ。

 何度か完成見学の案内をもらっているが、たまにではあるが、工事中を継続してみたのは初めて。カンナやノミやノコギリ、曲尺など目にする道具に見とれた。案内状のモノクロの写真が家の落ち着いた雰囲気を醸し出す。ここにも棟梁のこだわりを感じる。見学会の盛会なことを願っている。
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