(2009年12月1日 中国新聞「広場」掲載)
「世界でひとつの焼物をつくってみよう」。陶芸教室へ誘われて間もなく2年が過ぎる。
教室仲間は定年退職者が多い。同世代だが、粘土に向う姿は、現役時代さながらの生き生きした姿だ。
昨年の最後の作品は、今年のえとの丑に挑んだ。妻が大そう気に入り、長い間飾ってくれた。そこで今年の終わりも来年のえと寅と決めた。
粘土をこねながら見本を眺める。体形はそれらしい姿になった。顔は、配置のバランスと、口をぎゅっと引き締めた力強さを、自分なりに工夫した。特長のしま模様は、丁寧に作りこんで完成した。
「虎は千里往って千里還る」と勢いが盛んな様子を言い表す。沈滞気味の日本に、来年は勢いを増してほしい。わが家も陶芸仲間も、活気みなぎる1年でありたい、そんな願いを込め、精いっぱい粘土をこねた。果たしてどんな寅が誕生するのだろうか。
(写真:果たしてどんな顔が見れるのやら)
(押してください)
またまた、また掲載ですね。おめでとうございます。
天井知らず…。今年は何編載るのでしょう。
すっごい勢いですね。
果てしなく上に向って邁進されますね。
ご趣味も着実にモノにされ感嘆しきりです。
陶芸品への道は遠く険しいですね。
まぐれ載りでしょうが大きな反動がおきそうで心配です。
粘土をこねるのは子どものころの泥遊びににて、楽しいものです。