日々のことを徒然に

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運転免許

2024年08月20日 | エッセイサロン
2024年08月20日 中国新聞セレクト「ひといき」掲載
 
 自動車運転免許の更新手続きをした。高齢を理由に免許を返納した知人も多いが、私はもう少し運転が必要なので更新を選んだ。
 妻は「今回が最後ですかね」と言う。助手席で何か気付いているのかもしれない。次は80代後半だから、更新するかどうかを思案することになるだろう。
 そんなことを考えていると、免許を取得した当時を思い出した。3交代勤務をしていた20代半ばだ。上司から「勤務割りは配慮するから運転免許を取れ」と命令調で勧められた。
 朝の勤務を外れ、夕と夜勤となった1ヵ月余り、自動車学校に通った。息子が1歳の頃、便数減などでバス通勤が不便になり自動車を持った。
 「気を付けてね」。これは私が車で出かける時に妻が必ずかけるひと言だ。何十年も続いている。このひと言が効いているのか、今日まで反則金も罰金も納めずにきた。
 「運転規則とマナーを守る」という、ごく普通のことをまず心がけている。そして、信号の色と横断者を指でさして確認しながら交差点に進んでいる。
 これまで通り、安全運転を心がけ、ゴールド免許のまま返納したい。「気を付けてね」が「ご苦労さまでした」となるように。

 (今日の575) 運転は慣れた心がやばいです
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