先週の寒さ冷たさはどこへやら、今日は3月下旬の暖かさという。上着も1枚薄くなり、駐車した車内は暑いくらい。そういえば朝ウオークで耳あてを外しても冷たくなかった。鶯の声を聞いた、というメールも届いている。春は偲び足でなく手を振って近づいている。
この時期には力抜けして頼りなさそうで侘しそうなだと眺めていた枯芭蕉、春のような陽気に誘われてか、シャキッとしている。風になびく千切れた葉も心地よさそうに揺れている。ついこの前の姿との違いに驚く。
同じ芭蕉でも朽ち果てた姿も見かける。枯芭蕉も朽芭蕉も、もうすぐ鮮やかな緑色の芽を見せ始める。葉は長いものでは2メートルを越すという。強い風で裂けやすい特徴は、折れないように風を逃がすという。植物の賢さを感じる。
芭蕉の葉の思いでは自家製の岩国寿司を作るとき、段敷きに使っていた。芭蕉は食せないが寿司との切り離しが子どもでも容易で、白い米との彩りもよかった。核家族になり自家製のそれを作ることもなくなり、芭蕉の葉は見るだけになった。
(写真:春を待ちわびる枯芭蕉)
お寿司に使うんですね。
葉蘭のような感じでしょうか?
そして、岩国寿司ってどんなものでしょう?押し寿司のようなものですか?
http://www.iwakunikankohotel.co.jp/sushi/index.html
昔は祭りや祝い事には欠かせない1品でした。観光客の方は錦帯橋の鵜飼を見物しながらめしあがっています。
芭蕉はバナナにそっくりの植物です。
岩国すしの敷物は
蓮の葉、芭蕉の葉、サニレタ、などが 使われます
また ばれんなどの 細工にも使われます
子供の頃には 花の蜜を舐めたものです
南岩国方面は蓮の葉が多い、と聞きました。地元の特長が伺えます。
薄板を使ったお寿司も見かけたこともありました。自宅で作る事はなくなり思い出だけが残っています。