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生き返る生姜湯

2020年12月25日 | 回想

 「生姜が要る」と土付きの大きな塊をもらった。スーパーでは見れない初めて見る生姜の姿に驚く。菜園を初めて3年目というその人は、習った通り50㌘ほどの生姜を植えたという。測ってみると丁度1㌔、20倍になっている。手はかからないというから素人には最適と笑う。生姜にはいろいろ思い出があるがその一つ。

 三交代勤務の時代、23時からの翌朝7時までの勤務を3番方と呼んでいた。2番方は15時から23時、1番方は7時から15時、勤務割表は1、2,3の数字の繰り返しでシンプルだった。冬の3番方、寒いから、雪だからなどと言って休めない。そんな日は、粉末でお湯を加えると生姜湯になるものを持って出勤していた。

 仕事は計器室ばかりではなく、安全安定運転のためには屋外の作業もある。防寒対策をして作業するが、そこは生身の人間、作業によっては体の芯まで冷える。そこで熱い生姜湯を飲むと、俗にいう生き返るようだった。退職後も冬場には常備品の一つとなっている。風邪かなと感じると一杯飲む、すると風邪が遠ざかっていくようで医者泣かせになっている。

 生姜は体にいい、祖母からよく聞かされていた。チェックすると確かに健康体作りに必要な効能が並ぶ。その一つに体温が上がることで免疫力を高めるとある。厳冬の屋外作業後の一杯は効果があったことを今になって立証とは苦笑する。黄色で辛みがあり香辛料として使っている。最適な保存は乾燥を防ぎ湿度を保つこと言う家内の言に沿って手当てした。
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