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親ばか

2018年02月01日 | 生活・ニュース

 購読紙の1面トップ見出し「微量血液で認知症診断、アルツハイマー病安価で簡単に」の大見出しが目に飛び込んできた。記事によると、わずか5㍉㍑の血液で、認知症の一種であるアルツハイマー病の原因物質が脳に蓄積しているかどうかを調べられる検査法が開発された。すでに気にかかっている認知症への心配、簡単に検査できるのはいいことだと思い、ひと息ついて読み続ける。

 記事によると、アミロイドベータというタンパク質が脳内に異常に蓄積することが原因の一つ。現在、その蓄積の有無は大がかりな装置(PET)や患者に直接苦痛を与える検査で費用も高い。新しい検査方法は高い精度で判定できるという。開発したのは国立長寿医療研究センターや島津製作所などのチームとある。検査は、島津製作所ノーベル化学賞受賞の田中耕一さんが開発した質量分析技術を使ったとある。島津製作所、そうかと記事を読み直しながら、これが親馬鹿の一種かと苦笑する。

 「親馬鹿」とは「親が子に対する愛情に溺れ理性を失い、はた目には愚かと思える言動をしていることに自分では気づかないこと」と、長々とした解釈がある。島津は息子の勤め先、文系なので技術に関わることはないが、世に問える新技術は身びいきなもので関心を持つ。

 技術が確立すれば検査を受けてみようか、そんな気がしないでもない。しかし、明確な診断を下されたときの不安はある。一般的には高齢者病、それを若くしてその可能性を知った人への対応は大きな問題だと思う。治療薬の開発などと合わせ関連する課題も多いとある。早く見つかれば息子も慌てずに対策がとれよう、こう思うのも親馬鹿だろう。
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